株価急落時の楽天インデックスバランスファンドの値動きに見るバランス型のメリット

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地球儀

バランスファンドの最大のメリットは株価急落時における基準価格の下落率が小さいため、冷静に投資を継続できる点にあります。この記事では2018年10月第2週後半に発生した「世界同時株安」における楽天・インデックス・バランス・ファンドの実際の値動きを確認し、バランスファンドがどのように機能したのかを解説しています。

2018年10月の株価急落について

2018年10月10日、11日の2日間でNYダウは5.2%、日経平均は3.8%の下落を記録し、マスコミ各社は「世界同時株安」といったタイトルで世界的な株価の下落に対して警鐘を鳴らしています。

10月の株価急落は世界の株式市場を牽引してきた米国株式市場が市場金利の上昇を嫌気したことが原因のひとつとなっており、同様の現象は2018年2月にも発生しています。

2月との違いとしては米国と中国との間で発生している貿易摩擦問題や原油価格の上昇によるインフレ懸念なども絡んだ複合的な要因が影響している可能性が考えられる点ですが、これらによって米国経済や世界経済のファンダメンタルズに著しい変化が見られている訳ではありません。

5%や10%の株価急落は想定内

世界の株式市場に投資をする場合、最悪の場合を想定し、40%程度の株価下落リスクは常に覚悟しておく必要があります。

40%の株価下落を覚悟している人にとって5%や10%の株価下落で不安になることはなく、この程度の下落はむしろ絶好の買い場だと考えることができます。

2008年に発生したリーマンショックのような大暴落があっても、世界経済は時間をかけながら順調に成長軌道を取り戻しており、リーマンショック後も冷静に投資を継続できた人は金融資産を大きく増やすことができました。

このように、株式市場に投資することでご自身の金融資産を大きく積み上げていくことをお考えの方は、5%や10%の株価下落で慌てないだけのメンタルの強さが必要です。

しかし例えば、評価額500万円の株式投資信託が数日、あるいは数週間で300万円の評価額にまで下がってしまうような状況に実際に遭遇した場合、「200万円もあったら自動車を買い換えることができたのに」とか、「この先もっと下がるのではないか」などという考えが頭に浮かぶようになり、冷静な気持ちで投資を継続できない人が増えてくるのが現実です。

不安な人はバランスファンドを選ぶ

金融資産をできるだけ大きく育てたいとお考えの方は、株式に100%投資する投資信託を利用するのが一番です。しかし、株価急落時にあわてて売却してしまようなメンタルの弱い人にとって、株式だけに投資する投資信託を選ぶことで金融資産を増やせる可能性よりも減らしてしまうリスクの方が高くなることが考えられます。

株式市場への投資は継続することで資産を増やすのが王道のやり方であり、最優先すべき条件は「継続できるものを選ぶ」ということです。

株式市場への投資と同時に株式以外の資産クラスに投資する投資信託はバランスファンドと呼ばれており、株式以外に債券、不動産(REIT)、コモディティ(Goldなど)などに分散して投資されます。

実際に10月の株価急落時においても債券や金(Gold)の価格は上昇しており、株式とは価格変動要因が異なる資産に投資することで株式市場の下落時でも基準価格の下落率が小さくなるのがバランスファンドの最大のメリットだと言えます。

当然ながら、株価急落時に大きく下がらないバランスファンドは株価上昇時にも大きくは上昇しませんが、定期預金と比べるとかなりのハイリターンが期待できる金融商品ですので、「自分はメンタルが弱い」という自覚をお持ちの方にはオススメしたい投資信託の一つです。

楽天インデックスバランスファンドの値動き

低コストで全世界の株式市場と債券市場に投資できるバランスファンドとして人気化が予想される「楽天・インデックス・バランス・ファンド」は2018年7月20日に設定されたばかりの新しい投資信託です。

「楽天・インデックス・バランス・ファンド」には株式市場に70%、債券市場に30%を投資する「株式重視型」、50%ずつ投資する「均等型」、債券市場に70%、株式市場に30%を投資する「債券重視型」の3タイプがあります。

低コストで世界中の株式市場と債券市場に最適なバランスで投資できるバランスファンド「楽天・インデックス・バランス・ファンド」が発売されました。この記事では「楽天・インデックス・バランス・ファンド」の優位性や投資する際のポイントなどについて解説しています。

それでは早速、これら3タイプの「楽天・インデックス・バランス・ファンド」が2018年10月10日からの2日間でどの程度の値動きとなったのかを確認していきましょう。

楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)

10月10日の基準価格:10,022円
10月11日の基準価格:9,785円(10日の基準価格から計算した下落率は2.36%)
10月12日の基準価格:9,657円(10日の基準価格から計算した下落率は3.64%)

楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)

10月10日の基準価格:9,961円
10月11日の基準価格:9,792円(10日の基準価格から計算した下落率は1.69%)
10月12日の基準価格:9,702円(10日の基準価格から計算した下落率は2.60%)

楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)

10月10日の基準価格:9,927円
10月11日の基準価格:9,825円(10日の基準価格から計算した下落率は1.02%)
10月12日の基準価格:9,770円(10日の基準価格から計算した下落率は1.58%)

株式市場と債券市場が逆相関の値動き

3タイプの「楽天・インデックス・バランス・ファンド」の値動きを見て分かることは、株価急落前の段階で最も基準価格が上昇していたのは「株式重視型」であり、債券市場への投資割合が高い「債券重視型」は株価上昇局面で価格が下落する債券市場の影響を受けて基準価格が伸び悩んでいたという事実です。

それとは逆に、株価急落時の基準価格下落率が最も高かったのは「株式重視型」の3.64%であり、「債券重視型」の下落率は「株式重視型」の半分以下の1.58%にとどまっています。その結果、株価急落前の基準価格が最も高かった「株式重視型」の基準価格は株価急落後には最も低くなり、株価急落前に最も基準価格が低かった「債券重視型」の基準価格が株価急落後は最も高くなっています。

参考までに、株式市場に100%投資する「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」の値動きは以下の通りであり、株式市場に100%投資する投資信託の下落率と比べると30%を債券に投資する「楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)」の下落率3.64%はかなり低く感じられるのではないでしょうか。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド

10月10日の基準価格:10,589円
10月11日の基準価格:10,226円(10日の基準価格から計算した下落率は3.42%)
10月12日の基準価格:10,032円(10日の基準価格から計算した下落率は5.26%)

最後に「つみたてNISA」で最も人気の高いバランスファンド「 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」の値動きについても確認しておきます。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

10月10日の基準価格:10,580円
10月11日の基準価格:10,416円(10日の基準価格から計算した下落率は1.55%)
10月12日の基準価格:10,322円(10日の基準価格から計算した下落率は2.43%)

「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」の基準価格の下落率は「楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)」よりも少しだけ小さかったことが分かります。

信託報酬を見ると「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」が0.17%、「楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)」は0.25%となっており、コスト面を考慮すると「楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)」の利用を検討されている方は「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」も候補の一つになりそうです。

まとめ

株式市場が急落する局面では投資を継続することに不安やプレッシャーを感じるのは人間として当然の感情だと言えます。

株式市場は上昇局面と下落局面が組み合わさって動くものと割り切って世界経済の成長を信じてコツコツと積立投資を継続できるといいのですが、大きな下落局面に耐えられそうもないとお考えの方はバランスファンドの利用を検討されてもいいでしょう。

そもそも人間の感情は投資に不向きだと言われており、主な資産運用は「THEO(テオ)」や「ウェルスナビ」のようなロボットアドバイザーに一任し、自分は「つみたてNISA」や「iDeCo」などの非課税制度を利用した運用に専念するというのが一番いいやり方なのかも知れません。

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