投資未経験者は「つみたてNISA」で投資デビューをすべき6つの理由

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「投資なんてしている余裕はない」とか「投資なんて面倒そうだし難しそう」なんていう理由から、なかなか投資に対して最初の一歩が踏み出せない人は非常に多いと思います。そんな投資の未経験者が投資デビューをするなら「つみたてNISA」が最高の投資制度だと言える6つの理由について解説していきます。

「つみたてNISA」について

最初に「つみたてNISA」のことがよく分からないという人のために、「つみたてNISA」を簡単に説明しておきたいと思います。

「つみたてNISA」は年間40万円までの積立投資で発生する利益を20年間非課税にしてくれる制度で、金融庁が選んだ長期積立投資のために必要な条件を満たす投資信託(12月14日現在114本の投資信託)の中から好きな投資信託を選び、定額の積立投資を行うだけのシンプルな制度です。

気をつけるべき点は非課税となる期間が20年に限定されていることと、「つみたてNISA」を利用する金融機関として選べるのは常にひとつの金融機関となっており、複数の金融機関で同時に「つみたてNISA」を利用することができないことです。「つみたてNISA」については以下の記事で詳しくまとめていますので、是非ご覧下さい。

20代から30代の方が始める資産運用としてはなかなか良くできているこの「つみたてNISA」。この非課税制度を使わないのはもったいないです。この記事では投資経験のない20代、30代の方が「つみたてNISA」を簡単に理解して賢く利用できるようにまとめてみました。

それでは早速、初心者が「つみたてNISA」で投資デビューすべき理由について見ていきましょう。

リスクを最小限にできるから

投資をしない人にその理由を聞くと、究極の理由として「損をするかも知れないから」というところに至ります。誰だって損はしたくありませんので、その気持はとてもよく理解できます。100%損をしない投資法があるとすれば元本保証の定期預金や国債への投資などが考えられますが、マイナス金利の国内市場では満足できるリターンは期待できません。

「つみたてNISA」の投資戦略はドルコスト平均法による長期積立投資が基本です。例えば米国株式市場の動きに連動する投資信託を毎月1万円ずつ購入する場合、米国株式市場が値下がりしている時は1万円で買える投資信託の口数は多くなりますし、値上がりしている時は1万円で買える口数が少なくなります。このように、安い時にはたくさん買って、高い時には少ししか買わないということを長期間続けることで買付価格は平準化されていきます。

過去30年以上の値動きを見ると米国株式市場は右肩上がりに推移しており、このようなドルコスト平均法による長期積立投資を10年以上継続した場合、どのようなタイミングで投資をスタートしたとしてもリターンがマイナスになることはありません。過去30年以上の実績が必ずしも将来を保証する訳ではありませんが、かなり高い確率で預貯金によるリターンを上回ることが期待できるのではないでしょうか。

ちなみに米国株式市場は平均年率約8%の上昇率で推移しており、仮に毎月1万円を30年間投資した場合、年間8%の利回りなら複利効果により積立元本360万円に対して1000万円程度のリターンが期待できますが、年間0.02%の定期預金の場合は30年間で1万円程度のリターンとなります。

まとまった資金が必要ないから

投資をしない人の理由のひとつに「投資するほどのお金がないから」というものがあります。確かに若年層では、まとまった資金が簡単に貯蓄できる状況は稀だと考えられますが「つみたてNISA」を利用するのにまとまった資金は必要ありません。どちらかと言えば、まとまった資金をつくるために「つみたてNISA」は存在しています。

普通に生活している人であれば、毎月何万円もの投資をするのは無理だという人がいたとしても、毎月数千円の投資ができない人はいないはずです。「つみたてNISA」はマネックス証券や楽天証券といったオンライン専業の証券会社を利用すれば毎月1000円からでも利用することが可能です。

このように少額の資金で投資をスタートできる「つみたてNISA」はこれから投資デビューをする人には最適な投資制度だと言えます。

利益に税金がかからないから

投資信託に投資して得たリターンには現在20.315%の税金がかかります。利益の2割以上が税金として消えてしまうということは、長期積立投資のように最終的にはまとまったリターンを狙う投資においては非常に大きな金額を失うことになります。

「つみたてNISA」は長期積立投資によるリターンに税金がかからない制度ですから、利用しないというのは非常にもったいないことです。どうせ投資をスタートするならせっかくの非課税制度を有効に利用することでリターンの目減りを防止しておきましょう。

低コストの投資信託が揃っているから

現在購入できる投資信託の数は数千にものぼりますが、その中で長期積立投資に向いている商品は数%程度しかありません。例えば投資信託を購入する際に2%~3%程度の手数料がかかる投資信託がありますが、このような投資信託は購入した時点から資産が減少してしまいますので購入する価値はありません。

投資信託の購入時に発生する手数料以外にも投資信託には毎年発生する「信託報酬」と呼ばれるコストがあり、高いものだと2%~3%のコストが毎年運用資産から徴収されてしまいます。このコストは投資信託の価格が値上がりしていても値下がりしていても徴収されるコストですのでできるだけ「信託報酬」が低い投資信託を選ぶ必要があります。

「つみたてNISA」の対象となる投資信託は現在117本のみで、全ての投資信託がノーロードと言われる売買手数料が無料の投資信託であり、信託報酬の低い投資信託だけが選ばれています。数千の投資信託から選ぶのは大変ですが、金融庁が選んだ117本の投資信託から選ぶのであれば投資すべき投資信託の候補は簡単に絞り込めます。

目安としては信託報酬が0.5%以下のインデックスタイプの投資信託の中から投資対象に合わせて選べばいいと思いますが、以下の記事で具体的な低コストの投資信託をご紹介していますので、参考にしてみて下さい。

「つみたてNISA」が2018年1月からスタートしました。将来を考えて投資を始めるにはいい機会だとは思っていても、何にどのように投資をしていいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、投資の初心者が「つみたてNISA」を始める際に参考となる投資信託の選び方について解説していきます。

いつでも換金できるから

節税によるメリットを享受するのであれば、「つみたてNISA」よりも「iDeCo」の利用を優先するのが正解です。「iDeCo」は「つみたてNISA」と同じように運用の利益に税金がかからない長期積立制度ですが、積立てた金額が全て所得から控除されるため、毎年数万円程度の節税効果が60歳まで続きます。

ただし、「iDeCo」は年金制度の一種であるため、60歳になるまでお金を引き出すことができないというデメリットもあります。また、「iDeCo」は最低でも月額5000円以上の投資をしなければらならず、年間に最低でも2004円の口座維持費用が60歳までかかるなどといったこともあり、安定した収入が60歳まで継続する目処がない段階では気軽に利用しづらい制度です。

以上のことから、初心者が気軽に投資をスタートするなら、様々な制約がある「iDeCo」より、いつでも換金できる「つみたてNISA」の方が適していると言えます。「iDeCo」と「つみたてNISA」を組み合わせた老後資金のつくり方については以下の記事でまとめてありますので、ご興味のある方は是非ご覧下さい。

この記事では「iDeCo」と「つみたてNISA」のメリットやデメリットについて説明し、これらを組み合わせて利用することで計画的に老後資金を積み立てていくための具体的な方法について解説しています。

投資の基礎知識が自然に身につくから

投資を始める前にしっかりと勉強したいと考えている人は、毎月1000円でもいいので「つみたてNISA」の運用をスタートさせるべきです。なぜなら、少額から気軽に投資をスタートできる「つみたてNISA」を利用して投資を体験することが最も効果的な勉強法だと言えるからです。

自動車免許を取得する際には教習所で実際に運転の経験を積む必要があるように、投資においても最初は少額からでいいので実際に投資をスタートすることで投資信託の値動きや積立投資の効果などを体感してから、本格的な投資をスタートした方が成功の確率は高まるものと考えられます。

「つみたてNISA」は投資の未経験者が時間を味方にして金融資産を形成し、公的年金だけでは不足しがちな老後資金を積み上げていくことを目的に金融庁が考えた非課税制度です。せっかく金融庁が考えてくれた初心者用の非課税制度ですので、まずは気軽に利用してみてはいかがでしょう。

「つみたてNISA」や「iDeCo」を成功させるために大切なことについては以下の記事で詳しく解説していますので、是非ご覧下さい。

「つみたてNISA」や「iDeCo」といった非課税制度は長期間に渡って金融資産を積み上げることにより、公的年金だけでは不足しがちな老後の資金を準備するのにぴったりな制度です。今回は「iDeCo」や「つみたてNISA」で成功するために最も大切なことを基本的な考えやテクニックと共に解説していきます。