「つみたてNISA」や「iDeCo」で人気化が予想される「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」

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「投信ブロガーが選ぶ!ファンド・オブ・ザ・イヤー2017」で1位の座を獲得した「 楽天・全世界株式インデックス・ファンド」の強力なライバルが出現しました。税込みで0.15336%という格安の信託報酬で世界中の株式に投資できる「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」が2018年3月19日から売り出されます。

2018年4月14日追記:「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」は既にマネックス証券や楽天証券などの「つみたてNISA」で利用可能です。発売から1ヶ月足らずで純資産は2億4000万円となっており、予想通りの人気となっています。

eMAXIS Slimシリーズは常に最安

三菱UFJ国際投信が設定・運用している「eMAXIS Slimシリーズ」をご存知の方は多いのではないかと思います。「eMAXIS Slimシリーズ」の中でも特に「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」は「つみたてNISA」でも人気の投資信託となっています。「つみたてNISA」の人気投資信託の状況につきましては以下の記事でまとめてあります。

「つみたてNISA」のスタートを前に、各運用会社は低コストで魅力的な投資信託を新たに設定し、激しい競争を繰り広げてきました。個人投資家にとってはありがたい状況ですが、新たに設定されたばかりの投資信託は純資産を集めることができなければ繰上償還のリスクが高くなりますので注意が必要です。

「eMAXIS Slimシリーズ」の人気の秘密は驚異的な信託報酬の低さにあります。もちろん単純に信託報酬が低いというだけでは、更に信託報酬が低い投資投資が発売されると乗り換えられてしまいますが、「eMAXIS Slimシリーズ」は「他社の値下げの動きに対して機動的に対応する」ことを宣言しているのです。

つまり、ライバルが信託報酬を引き下げれば「eMAXIS Slimシリーズ」も追随することで常に最安値水準を維持していくことを明言しており、長期保有を前提とした投資家にとって非常に安心できる商品設計となっています。

1本で世界中の株式に投資できる

最近は1本で世界中の株式に投資できる投資投資が人気を集めています。これまでは世界中の株式市場に投資するためには「国内株式」「先進国株式」「新興国株式」に投資する3つの投資信託を組合せて運用する必要がありました。

ところが、「 楽天・全世界株式インデックス・ファンド」のように、格安の信託報酬の投資信託1本で、世界中の全ての株式市場に投資できる商品が発売されたことで、これまでのように3つの投資信託を選んで投資比率を考えたり、定期的にバランスを調整(リバランス)したりする必要がなく、誰でも格安かつ簡単に国際分散投資を行うことができるようになりました。

「 楽天・全世界株式インデックス・ファンド」が登場する前から、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズが「全世界株式インデックス・ファンド 」という投資信託を発売していたのですが、信託報酬が税込みで0.52%と割高であったのに対し、「 楽天・全世界株式インデックス・ファンド」の信託報酬は「全世界株式インデックス・ファンド 」の半分以下(税込みで0.24%)となっており、コストに敏感な長期投資家からの強い支持を得ることに成功しています。

日本を除く世界の株式に投資できる

2018年3月19日に新たな「eMAXIS Slimシリーズ」の一員として「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」が発売されることになりました。先行している「 楽天・全世界株式インデックス・ファンド」が日本の株式市場も含んでいるのに対し、「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」は日本の株式市場を除く先進国、新興国の株式に投資する投資投資です。

ターゲット層となるのは「日本株については自分の考えた方針で投資するので、日本以外の世界の株式については1本の投資信託で運用したい。」という層が想定されます。

日本株に投資する投資信託で、現在最も人気があるのはアクティブ運用の「ひふみプラス」です。日本の投資信託では、日本株以外に投資するアクティブ運用の投資信託については、長期的な運用実績でパッシブ運用(インデックス運用)にはなかなか勝てない状況が続いています。

ところが、日本株に投資するアクティブ運用の投資信託は、指数に連動するパッシブ運用の投資信託に比べて極端に勝率が低いという訳ではありません。

また、個別の株式に投資している投資家にとっては投資信託を利用して日本の株式市場に投資する意味はあまりなく、日本の株式市場を除いた世界の株式市場に投資する投資信託の方が使い勝手が良いでしょう。

このように、日本株への投資については個別株や自分が選んだ投資信託で運用したいと考えている人が国際分散投資を行う場合、「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」が最も有力な選択肢になるでしょう。ちなみに全世界の株式市場における日本株のシェアは7%~8%ですので、頭の中に入れておきましょう。

信託報酬が驚愕の「0.15336%」

「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」は世界47カ国、2495社の値動きに連動する「MSCI ALL COUNTRY WORLD(ACWI)」という指数から日本株を除いた指数と連動する投資信託です。

同じ指数に連動するものとしては「野村 つみたて外国株投信 」がありますが、信託報酬が税込みで0.21%となっていることから「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」の0.15336%と比較すると割高に感じてしまいます。

「 楽天・全世界株式インデックス・ファンド」の信託報酬は税込みで0.24%ですので、日本株への投資を別途行っている場合は「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」を選んだほうが有利に運用できるでしょう。

ただし、「 楽天・全世界株式インデックス・ファンド」は世界47カ国、7782社の値動きに連動する「FTSE GLOBAL ALL CAP」指数をベンチマークとしており、「MSCI ALL COUNTRY WORLD(ACWI)」には含まれていない小型株にまで投資しています。

小型株も含めて、世界の株式の97%をカバーするか、小型株を無視して大型株と中型株に投資することで世界の株式の85%をカバーするかという違いが信託報酬の差となります。

インデックスファンドがベンチマークとする指数については以下の記事で詳しく解説しています。

金融庁は「つみたてNISA」という少額投資非課税制度の対象となる金融商品を選ぶ基準として「長期保有に適する」ものを厳選していますが、結果的に選ばれたのは全体の9割前後がインデックスファンドでした。そこで今回は数あるインデックスファンドの中から自分の目的に合ったものを選び、組み合わせる方法について解説していきます。

まとめ

1本の投資信託で世界中の株式市場に投資したいという投資家のニーズにこたえる商品として、「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」が信託報酬0.15336%(税込み)で登場します。

近い将来において「つみたてNISA」の対象となることが予想されますので、「 楽天・全世界株式インデックス・ファンド」の強力なライバルになることは間違いないでしょう。

「iDeCo」でも「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」が利用できるといいのですが、「eMAXIS Slimシリーズ」を「iDeCo」で利用できるのは現在のところはマネックス証券だけになっています。他の証券会社でも取り扱いが始まることに期待したいと思います。

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楽天証券 iDeCo (「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」に投資できる)

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