最終結論!FX取引と外貨預金ならFX取引が断然お得な理由

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コンサルティング先の企業で仲良くなる若手社員の皆さんから、投資に関する相談や質問を受けることがよくあります。

女性社員の皆さんからはあまり投資に関する質問はありませんが、海外旅行に行く機会が多いせいか、「外貨預金」に関する質問はよく受けます。

質問の内容は主に外貨預金をスタートするにあたっての今後の為替動向の予想や、どの国の通貨で預金するのが良いのかといったことがほとんどです。

そこで私はいつもそれらの質問に答える前に「為替動向の予想は大切ですが、その前に外貨に投資するにあたって外貨預金以外の選択肢もありますよ。」というアドバイスをするようにしています。

今回は外貨に投資する手段として、銀行が扱っている「外貨預金」と証券会社などが扱っている「FX取引」とを比較して、結局のところどちらを利用するのが正解なのかの最終結論を解説と共にお伝えします。

外貨に投資するメリットとリスク

日本で普通に暮らしている人にとって、海外旅行にでも行かない限り日本円を外国の通貨に両替する必要性を感じる機会はあまり多くありません。

これは日本円が世界中の通貨の中でもかなり安心して持っていられる通貨の一つであるからです。流動性という点ではドル、ユーロに次ぐ取引量ですし、インフレ率や国家の破綻リスクも今すぐ心配するほど悪い訳ではありません。

ただし、一点だけ不満があるとすれば預金金利が極端に低いということです。メガバンクの普通預金口座の金利は0.001%、ネット銀行の定期預金でもせいぜい0.25%というところです。

こんな状況ですから、円預金の一部を金利の高い国の通貨に両替して運用することにより、日本円の預金に比べて遥かに高い金利で運用すればいいのではないかという発想が出てくるのは当然です。

ただし、確かに金利だけで見れば外貨預金は魅力的ですが、外貨に両替した後(外貨預金をスタートした後)に円高に進むか円安に進むかによって日本円に再両替した時の元本が増減するリスクがあることに注意が必要です。

このように、実は外貨預金は「預金」とは名ばかりで、普通預金や定期預金とは異なり、元本割れのリスクがあります。つまり「外貨預金」は「FX取引」と同じで純粋な「投資」というカテゴリに分類されるべき金融商品なのです。

外貨預金の手数料は驚くほど高い

最初にチェックすべきは日本円を外貨に両替する際に銀行に支払う手数料です。
FX取引も同じですが日本円を外貨に両替する時の両替レート(買いレート)と外貨を日本円にする両替レート(売りレート)は同じではありません。

銀行ごとに違いますが、例えばドルの場合であれば外貨預金での買いレートと売りレートの差はメガバンクで1円、ネットバンクで4銭〜25銭くらいです。

これに対してFX取引ではドル円の買いレートと売りレートとの差は1銭~0.3銭です。日本円を1万ドルに両替して再び1万ドルを日本円に両替する場合、FX取引では1万×0.3銭=30円の手数料ですがメガバンクの外貨預金では1万×1円=1万円の手数料になります。

両替手数料に1万円も取られてしまうと、1万ドルの外貨預金の1年間の受取利息はこの両替手数料だけで消えてしまう可能性が高くなります。

次にチェックすべきは外貨預金の金利です。日本円の預金口座に適用される金利から比べると確かに外貨預金の金利は高いのですが、FX取引における金利相当額(スワップポイント)と比較するとかなり低い水準に設定されています。つまり外貨預金では利息から引かれる手数料もFX取引と比べて大きいということです。

このようにコスト面からみた場合外貨預金はFX取引と比較してデメリットばかりなのです。

経営破綻してもFX会社なら大丈夫

外貨預金は預金保護制度の対象外

預金保険制度という言葉を耳にしたことがあると思います。簡単に言ってしまえば「うちの銀行がつぶれても金利のつかない決済用預金の全額と、金利がつく一般預金等についても1000万円までは必ずお返しします。」ということを保証する制度です。

ここで気を付けなければならないのは外貨預金については預金保護制度の対象とはなっていないという点です。銀行が破綻した場合に最悪のケースでは外貨預金の全額が戻ってこないということも起こりえます。

FX取引は全額が信託保全で安心

これに対してFX取引の場合は1000万円を超えても全額が信託保全の対象となってるので安心です。

これは意外と知られていないのですが、FX会社はお客様から預かった資金を自己資金とは完全に分別して信託銀行に預ける義務があります。FX会社の顧客預かり資産の合計額と信託銀行での信託財産が常に同じになるように毎営業日チェックを受ける仕組みを構築することにより、お客様の資金を保全しているのです。

ここからは少し余談にはなりますが、元業界人として念のために申し上げておきます。信託保全と言えどもタイミングによってはリスクがゼロとは言い切れません。

信託保全はリアルタイムに行う訳ではなく、営業日毎に決まった時間の残高を計算して信託銀行とお金のやり取りをする業者が大半です。

従って、入金のタイミングによってはFX会社から信託銀行へ入金されるまで1営業日のタイムラグが発生する可能性がある点は注意が必要です(FX会社によってはこのタイムラグ分についても保全される仕組みを構築しているところもあります)。

それでも全額が保護の対象外である外貨預金に比べ、ほぼ100%の信託保全を実行しているFX取引は、資金の預け先として遥かに安心できます。

FX取引なら少額の資金に大きな金利

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、FX取引は差金決済を前提とした証拠金制度が採用されています。FX取引の仕組みにつきましては以下の記事で超簡単に説明していますのでご興味がれば是非ご一読ください。

初心者には難しそうなイメージを持たれるFX取引ですが、実は海外旅行に行くときの両替と大きな差はありません。そこで、長年金融業界で働いてきたプロとして、両替とFX取引を比較しながら誰でもわかるようにFX取引を説明してみました。

ドル円で説明しますと、1万ドルの外貨預金をするには1ドルが100円なら100万円の資金が必要です。ところがFX取引なら5万円程度の証拠金を預けるだけで100万ドルの取引をスタートすることが可能です。

つまり、100万円でスタートする外貨預金と同様のことをFX取引を利用すれば5万円程度からスタートすることができるということです。

もちろん現実的には5万円だけの入金額では円高が進んだ時に取引を継続することができなくなります。従って、1万ドルの運用を考えるのであれば、30万円~50万円程度の資金を入金して余裕を持って取引をするのが一般的です。それでも100万円が必要となる外貨預金と比べた資金効率は少なくとも2倍以上にはなります。

まとめ

  • 両替の手数料
  • 金利
  • 安全性
  • 資金効率

 全ての点でFX取引は外貨預金よりも優れています。