投資で成功する人が最初に必ずやっていること

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投資を始める人のゴールはいろんな言葉で表現できますが、シンプルに定義すると「儲ける」ことに集約できます。それでも結果的に投資で損をしてしまうのにはいくつかの理由があります。

実はその理由の多くが、本来ならば投資をスタートする前にやっておかなければならないことをスキップしてしまったことが原因なんです。つまり、戦う前から負けているんですね。

この記事ではこれから投資を始めようとお考えの初心者の方に向けて、投資で勝つために必要なゴール設定について解説していきます。

欲張らずに「欲」をコントロールする

相場に勝つ前に欲に負ける

投資をするなら誰でも儲けたいという「欲」があります。この「欲」こそが投資を始める際の最初のモチベーションです。

でも、いくら儲けたいからといって、投資元本に対してあまりに大き過ぎる利益を望むのはただの欲張りでしかありません。

仮にそのような過大な金額を目標利益に設定して取引した場合、かなり高い確率でその取引は失敗に終わります。投資に失敗する人は相場に勝つ前に「欲」に負けているケースが非常に多いのが現実です。

勝つための目標利益の設定方法

それでは早速、多くの成功している投資家がやっている適切な目標利益の設定方法をご紹介します。結論から先に申し上げますと、金額ではなく1年間で見た場合の利益率(年利回り)でゴールを設定します。

そう言われてもどれくらいの利益率が適正なのかがピンとこないという方は、とりあえずプロフェッショナルが運用している投資信託の期待利回りをベンチマークとしてみるのが良いと思います。

長年投資信託を扱っていた私の感覚ですと、一般的なインデックスタイプの投資信託では年毎に変動があるものの、概ね平均3%〜7%の利回りが出ていれば申し分ありません。従って、皆さんが目標とする年利回りは1%〜10%の範囲で設定してみて下さい。

例えば、50万円の投資元本であれば1年間で5000円から5万円の利益が出ていればOKということです。もし10万円を目標利益としているならば、あなたはプロの運用者の2倍以上のパフォーマンスに挑戦しようとしていることを理解した上で、その実現可能性を再考してみて下さい。

もちろん50万円の元本が40万円以下になっても気にしないということであれば10万円の20%の利益率を目標にすることも可能です。ただし、利益率を高く設定すればするほど投資という行為は運が強く作用する投機へとシフトしていくことは覚悟しておいて下さい。

1年間での目標利益が決まったら、毎月取引する人は月間の目標利益が、毎週取引する人は1週間の目標利益が、毎日取引する人は1日の目標利益が計算できます。最終的には1回の取引ごとに目標利益を決めて取引できるようにしていきましょう。

「勇気」を手にする2つ目の「ゴール」

投資を始める前に適切な目標利益を設定することで「欲」をコントロールすることができました。あなたが次にやるべきことは「勇気」を手にするために2つ目の「ゴール」を設定することです。

投資の究極の目的は「儲ける」ことなのですが、全ての取引で儲けを出すことはほぼ不可能です。一つの取引ごとに利益の出た取引を「勝ち」、損失の出た取引を「負け」と定義すると、私の見てきた成功している投資家は意外にも勝率で見ていくと負け越している人が多かったりします。ただし、損益の合計金額ではしっかりと利益を出しています。

それとは逆に、勝率は高いのに損益の合計金額がマイナスになっている人もいます。実はこの差って「負け方」の差なんです。利益額は相場の動きに強い影響を受けるため多少のブレが出やすいのですが、損失額は事前に決めておくことでほぼ100%コントロールが可能です。

目標利益の「ゴール」を決めたら次は「いくら負けたら取引を終了するか」という2つ目の「ゴール」を決めておきましょう。事前に取引の撤退ポイントを決めておけば、取引を終了させるタイミングに迷うことがなく、躊躇なく損切りする勇気が出ます。

この2つ目の「ゴール」を事前に決めていない投資家はズルズルと損切りのタイミングを逃してしまい、たった1回の取引で大きな損失を出してしまうリスクがあります。

どうしてもゴールを動かしたくなったら

気軽に「ゴール」を動かしてしまっては「ゴール」を事前に設定した意味がありません。従って、「ゴール」は動かさないのが原則です。ただ、実際に取引をしていると「ゴール」を再考したくなる場面が必ず出てきます。そこでここでは「ゴール」の動かし方のルールを説明していきます。

ある程度取引に慣れてくると、事前に想定していた以上に利益が出そうだと確信できるようなチャンスに遭遇する場合があり、そのようなケースでは目標利益の「ゴール」を引き上げることがあります。

この場合は、損失限定額はのままにしておくか、減らすようにしましょう。利益の目標を増やしたからと言って損失限度額まで増やしてしまっては、万一損失限度額にヒットしてしまった場合、その後の取引に悪影響が出てしまいます。

事前に想定していたほど利益が出そうにもない場合に目標利益の「ゴール」を引き下げたくなる場合があります。この場合は引き下げた利益の分だけ損失限度額も少なめに設定し直します。リターンが減ったのですからリスクも減らさないとバランスがとれません。

以上がルールとなりますが、私の経験上、長い目で見れば事前に決めた「ゴール」は変えない方が取引の結果は向上していきます。初心者の皆さんは取引をする前に「ゴール」設定をじっくりと検討し、取引の結果を次の「ゴール」設定時にフィードバックする作業を繰り返すことで取引の精度を高めていって下さい。

まとめ

  • 投資で失敗しない人は取引を始める前に「適切な目標利益」と「損失限度額」を決めています。
  • 投資元本に対して1%から10%の範囲で年間の目標となる利回りを決めたら取引スタイルに合わせて月間、週間、1日の目標利益を計算し、最終的には1回の取引あたりの目標利益を決めていきましょう。
  • 同様に投資元本に対して年間、月間、週間、1日の「損失限度額」を決めて、最終的には1回の取引あたりの損失限度額を決めていきましょう。
  • 取引の勝率が50%よりも高い人は目標利益額が損失限度額よりも少なくても大丈夫ですが、取引の勝率が50%よりも低い人は損失限度額を目標利益額よりも低く設定しなければ損益合計がプラスになりません。リスクとリターンのバランスに注意して下さい。
  • 事前に設定した「ゴール」は原則として変更しない方が取引の精度が安定します。