コロナショックから始めるウェルスナビ・テオ・マネックスアドバイザー【ロボアド運用実績比較】

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世界的な株価の急落局面は長期的に考えると積立投資をスタートするには絶好のチャンスだと言えます。しかしながら、新型コロナウィルスの感染拡大傾向が続く中で積立投資を始めることに躊躇される方も多いと思います。そこで当ブログでは、あえてコロナショックのこの時期からロボアドによる積立投資をスタートしてみたいと考えました。

コロナショックの最中に3つのロボアドで積立開始

NYダウは2020年2月21日(金)の終値(2万8,992.41ドル)から3月13日(金)の終値(2万3,185.62)までのわずか2週間で20%の値下がりとなりました(同じ期間で日経平均株価も25%の値下がりとなっています)。

株式市場では高値から20%の値下がりで弱気相場に突入すると言われており、現在の株式市場は一時的な値下がり局面ではなく、本格的な下げ相場(コロナショック)に転換したと考える人が増えてきています。

当ブログでは2017年11月21日から「マネックスアドバイザー」、2017年11月27日から「ウェルスナビ」、 2018年6月28日から「THEO(テオ)」を利用し、実際に運用してみた感想や本社への取材から知り得た情報などを記事にして参りました。 

ただ、ウェルスナビ・テオ・マネックスアドバイザーの3つのロボアドではこれまで最低入金額を預けて放置していただけで、読者の皆様が実際に利用する際に参考になるような利用方法ではありませんでした(ロボアドは積立投資をしないと大きなリターンは期待できません)。

そこで、コロナショックの最中にウェルスナビ・テオ・マネックスアドバイザーという3つのロボアドで積立投資をスタートし、読者の皆様のロボアド選びの参考にして頂こうと考えました。

「ウェルスナビ」と「THEO(テオ)」の利用者としては、若年層の投資初心者をイメージし、「30万円程度の資金からスタートし、毎月1万円ずつ積立てる」というモデルで2020年2月28日に入金し、毎月1万円の積立設定を行いました。

「マネックスアドバイザー」の利用者としては、若年層の投資中級者をイメージしています。中級者をイメージした理由ですが、「マネックスアドバイザー」は国内ETFをリアルタイムに売買できるロボアドであり、自身の相場見通しを反映しながらアクティブに売買することが可能だからです。

「マネックスアドバイザー」にも2020年2月28日に入金し、毎月1万円の積立設定を行いましたが、入金額は「ウェルスナビ」や「THEO(テオ)」よりもあえて少なめにし、タイミングを見ながら同じ金額にしていくこととします。

比較運用開始日である2020年2月28日における3つのロボアドの口座内容は以下の通りです。

「ウェルスナビ」、「THEO(テオ)」は約2000円程度の評価益があり、「マネックスアドバイザー」は2000円程度の評価損があります。これは過去の運用によって生じているものですが、金額的には誤差の範囲であり、初心者向けのロボアドと中級者向けのロボアドとの比較をする際のハンディとしてお考え頂ければ幸いです。

3つのロボアド運用の基本戦略

「ウェルスナビ」や「THEO(テオ)」のように海外ETFを運用対象とするロボアドでは売買によって利益を狙うのではなく、10年、20年という長期間にわたって世界経済の成長に連動する金融資産を保有し続けることでリターンを狙います。

従って、「ウェルスナビ」、「THEO(テオ)」では毎月の積立を継続するだけで基本的には何もすることがありません。ただし、ご自身の年齢や経済状況に合わせてリスク許容度を変更したり、積立額を増額するといったことは必要になるかも知れません。

また、手元資金に余裕がある場合には今回のような大きな相場下落のタイミングで追加的な入金をされてもいいと思います。

当ブログでは基本戦略としてトータルリターンがマイナス20%を上回った場合は追加で資金を投入しようと思います。1度に追加する資金は10万円から20万円程度を想定していますが、積立による入金を除く投資元本は1つのロボアドについて100万円をとりあえずの上限にしようと考えています。

「マネックスアドバイザー」につきましては臨機応変に売買を行うことが可能なロボアドですので、「iDeCo」における「スイッチング」の参考にして頂けるよう、積極的にポートフォリオを組み替えていくような運用を行う予定です。マネックス証券には100万円を入金しておきましたので、この金額の範囲でアクティブな運用を続けつつも毎月1万円の積立を行っていきます。

比較運用開始から2週間で追加購入水準まで下落

比較運用開始から約1週間となる3月5日の運用状況は以下の通りです。

ここで3つのロボアドの評価損益反映タイミングについてご説明しておきたいと思います。

国内ETFを運用対象としている「マネックスアドバイザー」は評価損益がリアルタイムに反映されます。

「ウェルスナビ」と「THEO(テオ)」は米国のETFを投資対象としているため、「ウェルスナビ」では日本時間の朝7時くらい、「THEO(テオ)」では日本時間の夜(17時から23時くらいの間)に前日終値による評価損益が反映されます。

「ウェルスナビ」、「THEO(テオ)」、「マネックスアドバイザー」の時価評価額の更新タイミングにつきましては以下の記事で詳しく解説しています。

日経平均やNYダウが大きな値動きをするような市場では、ロボアドで運用している金融資産の時価評価額の日々の変化が気になる人もいらっしゃるのではないでしょうか。この記事では「ウェルスナビ」、「THEO(テオ)」、「マネックスアドバイザー」の時価評価の更新タイミングの違いやその原因について解説しています。

比較運用開始から2週間が経過しましたが、この時点でどのロボアドも1割以上の評価損が発生しており、追加購入のタイミングがそろそろやって来そうです。ただし、ここ数日のNYダウは1日の変動幅が上下とも2000ドルを上回る状況となっており、入金から運用までのタイムラグがある「ウェルスナビ」と「THEO(テオ)」については追加購入の判断が難しくなってきています。

NYダウが大きく下がったと思って入金しても、翌日には大きく反発してしまい、結果的には高値でETFを買ってしまうようなことにならないよう、小刻みに少額ずつ入金してみるのも一つの方法かも知れません(クイック入金を利用すれば振込手数料は無料です)。

「マネックスアドバイザー」は国内の株式市場の動きを見ながら追加購入できますので大きく下げた日があれば追加購入を行なっていきます。

比較運用開始から1ヶ月で各ロボアドの個性が見え始める

2020年3月31日のNYクローズの価格を反映(「マネックスアドバイザー」については31日の東京市場におけるNY先物市場の価格を反映)したタイミングでの3つのロボアドの運用状況は以下の通りです。

「THEO(テオ)」の入出金差額(元本)が1万円増加しているのは31日に自動積立の1万円が入金されたからです。「ウェルスナビ」は4月4日、「マネックスアドバイザー」は8日に1万円の自動積立が反映される予定です。

「マネックスアドバイザー」のトータルリターンが他の2つのロボアドよりもマイナス幅が小さくなっているのは米国債への投資比率がやや高めになっていることが主な原因だと考えられます。

また、「ウェルスナビ」と「THEO(テオ)」のトータルリターンの差は2月末からの相場急落によって発動した「THEO(テオ)」のAIアシストによってポートフォリオが少しだけディフェンシブに変更されたことが原因かも知れません。

ディフェンシブなポートフォリオは下落相場では効果的ですが、相場の反発が始まると上昇率に悪影響が出る可能性があるため、「THEO(テオ)」がどのタイミングでポートフォリオを見直してくるのかが重要なポイントになりそうです。

追記:緊急事態宣言の発効日である2020年4月8日の運用状況

2020年4月8日の日経平均は終値ベースで403円上昇しており、4月8日22時の状況では「マネックスアドバイザー」のみが日経平均の上昇を織り込んだ評価損益となっています(日経平均の上昇分は評価損益を1%~2%程度引き上げているものと思われます)。

4月1日に「THEO(テオ)」、4月4日に「ウェルスナビ」、4月8日に「マネックスアドバイザー」においてそれぞれ1万円の自動積立が実行されました。「マネックスアドバイザー」では1万円で国内株式と先進国株式への追加投資が実行され、余った資金(1055円)は投資元本から除外されていますのでご注意下さい。

「つみたてNISA」の評価損益【参考資料】

2018年1月からスタートした「つみたてNISA」を利用している方の中には現時点で評価損を抱えている方もいらっしゃるだろうと思います。スタートした時期や選んでいる投資信託、毎月の積立額などによって評価損益の状況は異なりますが、ご参考までに私の「つみたてNISA」の運用状況を御覧ください。

 

私のポートフォリオは株式100%で国内の株式市場へは10%程度、残りは米国株(SP500)、全世界株への投資となっており、ハイリスク・ハイリターンの見本のような仕上がりになっています。

2020年3月14日時点の評価損益を見ると、2018年の1年間に積み立てた分については16.9%、2019年分が18.03%、2020年分が24.49%の評価損を抱えている状況であり、トータルで18.25%の評価損を抱えています。

「つみたてNISA」は年間40万円という上限枠が設定されているため、私のように上限まで積み立てている人は積立額を増額することができませんが、枠に余裕のある方はそろそろ増額を考えてもよいタイミングではないかと思われます。

私の場合は積立額の増額はできませんので、ロボアドを利用してコロナショックによる安値を拾っていこうかと考えています。

追記:2020年3月31日の運用状況

3月14日の状況と比べると、トータルリターンが6%程度回復してきています。

コロナショックで発生した評価損が評価益になるまで

老後資金2000万円問題に対応するため2019年から「つみたてNISA」や「ロボアド」で積立投資をスタートした若年層の皆様にとって、コロナショックは大きな試練に違いありません。

コツコツと積立てたご自身の金融資産の評価額が急激に目減りしていく状況に不安を感じるお気持ちは、痛いほどよく理解できます(私の金融資産もかなり目減りしていますから)。

「積立投資はリーマンショックのような株価暴落時にスタートしても余裕でリターンを出せるので大丈夫です」と後出しジャンケンのような気休めを書くのは簡単なのですが、当ブログでは、あえて今回の株価暴落時にロボアドによる積立投資をスタートし、実際にリターンが出るまでの過程を皆さんと共有することで、積立投資で成功するための基本ルールを改めて確認していきたいと思います。

既に積立投資をスタートされている方だけでなく、これから金融資産を増やしていこうとお考えの若年層の方にとって当ブログが少しでも今後の資産運用の参考になるように、これからも定期的に3つのロボアドの運用状況を以下の「運用メモ」のページでご報告していこうと考えています。

当ブログではコロナショックの発端となる2020年2月後半から「ウェルスナビ」「THEO(テオ)」「マネックスアドバイザー」の3つロボアドを利用した積立投資をスタートしました。このページは3つのロボアドの運用状況を「運用メモ」として記録しています。
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