THEO(テオ)や「ウェルスナビ」にトライオートETFを組み合わせたコア・サテライト運用

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この記事では、少額の資金で海外ETFのお任せ運用(自動売買)を手軽にスタートできる「トライオートETF」のメリット・デメリットについて解説し、ロボアドが苦手とするレンジ相場に強い「トライオートETF」とロボアドを組み合わせたコア・サテライト運用をご紹介しています。

海外ETFが注目される理由

ETF(上場投資信託)は投資信託に似た金融商品ですが、株式のように取引所でリアルタイムに取引できるという点が、一般的な投資信託との最大の違いです。

米国では個人投資家によるETFの保有シェアが5割を上回るほどメジャーな存在ですが、日本におけるETFの認知度はまだまだ低く、取引の大半が日経平均やTOPIXに連動するETFとなっており、国内ETFの大半を日銀が保有しているというのが現状です。

世界のETF市場の7割以上のシェアは米国市場で占められており、世界中の投資家が米国市場のETFを利用していると言っても過言ではありません。このように米国市場のETFがメジャーになった最大の理由は運用コストの低さにあります。

例えば、米国の株式市場の値動きを代表する「S&P500」に連動する投資信託の中て国内最安の運用コストを誇る「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の信託報酬は0.1728%ですが、米国のETFで「S&P500」に連動するバンガード・S&P500ETF(VOO)の経費率は0.05%となっており、運用コストは日本の投資信託の3分の1以下となっています。

「楽天・全米株式インデックス・ファンド 」の強力なライバルとして「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が登場することになりました。この記事では、米国市場の株式に投資する際の選択肢として、どちらの投資信託を選択すべきかについて解説しています。

また、米国のETFはコストの低さだけでなく、流動性の高さも魅力のひとつであり、低コストで安心して取引できることが人気の理由です。

少額だとコストが割高になる海外ETF

低コストが人気の米国市場のETFですが、日本で生活している私たちが利用する際にはドルへの両替コストや日本の証券会社に支払う売買手数料などを負担する必要があるため、米国で生活している人が利用するコストに比べるとやや割高な取引コストを負担しなければなりません。

特に数万円程度の少額の投資ではその傾向が顕著であり、例えばSBI証券で「SPDR S&P 500 ETF」を1口(270ドル)購入する場合(1ドル=111円)、ドルへの両替コストが1ドルあたり25銭、売買手数料が約定代金の0.45%(最低5ドル、最高20ドル)となります。

つまり、両替コストは270ドル×25銭=67.5円、売買手数料は555円(5ドル)、合計コストは622.5円となり、投資元本である2万9970円に対して取引コストは2.07%となります。

このように少額の投資額で海外ETFを利用しようとする場合、かなり割高な取引コストを支払うことになるため、まとまった資金で取引できない個人投資家は海外ETFへの直接投資を断念するしかないというのが現実です。

このような弊害を無くすため、SBI証券、楽天証券、マネックス証券などの大手ネット証券ではNISA口座での海外ETFの買付手数料を実質無料にするサービスを提供していますが、NISA口座は非課税となる期間や年間の購入金額に制限がある上、売却時には手数料が徴収されることなどから実際の利用は進んでいません。

少額でも低コストのトライオートETF

「トライオートETF」とは、インヴァスト証券が提供しているETFの差金決済サービスの名称で、人気の海外ETFに少額から低コストで投資できるだけでなく、自動売買機能や最大5倍のレバレッジ取引などが利用できるユニークなサービスです。

トライオートETFのメリット

トライオートETFは最大5倍のレバレッジで運用できるという点で、最大3倍のレバレッジで運用できる信用取引と似ています。

ただし、信用取引は実際に有価証券を証券取引所で売買する取引所取引であるのに対し、トライオートETFは差金決済を前提とした店頭取引(相対取引)であり、外貨建てのETF取引であるにもかかわらず、為替変動による影響を受けにくいというメリットがあります。

トライオートETFは差金決済ですので、例えば米国市場のETFを取引する場合、ドル建ての買値と売値の差額部分(つまりドル建ての「差損益額」)のみが為替相場の影響を受けるだけで、元本部分の為替リスクはゼロとなります。

また、海外ETFは少額の取引では取引コストが割高になることは既に説明した通りですが、トライオートETFは売買手数料が無料であり、差金決済であるため両替の必要がなく、両替コストもかかりません。

更に、トライオートETFでは「自動売買セレクト」を利用することでレンジ相場に強い「追尾」、上昇相場に強い「スリーカード」といったオリジナルの自動売買プログラムによるお任せ運用を利用することができます。

大きなトレンドとしては右肩上がりが期待できる米国の株式市場や世界の株式市場に連動するETFであっても一時的にはレンジ相場が続くような局面が訪れることは避けられません。

トライオートETFはレンジ相場でも上昇相場でもコツコツと小さな利益の積み上げを狙うように設計されています。単純な積立投資とは異なり、アルゴリズムによるアクティブ運用で細かな売買を繰り返すため、少額の資金でもレバレッジを利用した効率的な運用が可能です。

トライオートETFのデメリット

トライオートETFは売買手数料も両替手数料も無料ですが、取引コストが完全に無料という訳ではありません。

トライオートETFは取引所の価格を基準にした売値と買値を提示しており、FX取引と同じように売値と買値の差額(スプレッド)が取引コストとなります。

例えば、2018年7月26日の「MSCIワールド」の場合、売値が73.34ドル、買値が73.76ドルとなっており、スプレッドは0.42ドルとなっています。1ドル=111円として計算すると、売り買いの往復で約定代金の0.57%が往復の取引コストとなりますので、片道コスト(買付手数料)は0.285%ということになります。

同様に「SPDR S&P 500 ETF(SPY)」の場合、売値が282.86ドル、買値が283.68ドルとなっており、スプレッドは0.82ドルとなっています。1ドル=111円として計算すると、売り買いの往復で約定代金の0.29%が往復の取引コストとなりますので、片道コスト(買付手数料)は0.145%ということになります。

トライオートETFのスプレッドは買付手数料として考えると概ね約定代金の0.05%から0.3%の範囲に収まります。大手ネット証券のように最低でも5ドルを徴収するというルールがないため、少額の投資で2%を上回るような取引コストになるというようなことはありません。

トライオートETFの最大のデメリットは株の信用取引と同様に金利コストが発生することです。

例えば、「MSCIワールド」を1口保有する場合、1日あたり0.674円、「SPDR S&P 500 ETF(SPY)」を1口保有する場合、1日あたり約2.5円の金利コストが発生します(2018年7月26日時点の金利)。

トライオートETFの金利コストは「Libor + 0.9%」を基準に設定されており、2018年7月の米ドル金利(年利)は2.99025%となっています(1日あたりの金利はこの金利の360分の1)。ちなみにLiborとはLondon Interbank Offered Rateのことを意味しており、短期金利の指標として世界中で利用されています。

金利コストは1営業日ごとに発生しますが、金曜日の金利コストは他の営業日の3倍(土日分を上乗せ)となりますので注意が必要です。

このようにトライオートETFでは金利コストが発生するため、トライオートETFの自動売買プログラムは短期間の売買を繰り返すことで保有期間を短縮し、金利負担を避けるように設計されています。

長期投資には不向きなトライオートETF

トライオートETFは金利コストが発生するため、海外ETFを利用した長期積立投資をお考えの方は「ウェルスナビ」やTHEO(テオ)のようなロボットアドバイザー(ロボアド)を利用する方がいいでしょう。

ロボアドとは、資産運用のプロである機関投資家が採用している最先端の運用アルゴリズムを利用した自動運用サービスです。

年齢や投資の目的などといったいくつかの簡単な質問に回答するだけで、個人のリスク許容度などを判断し、最適なポートフォリオを提案してくれるだけなく、運用も自動で行ってくれます。

少額からの投資であれば1万円から利用できるTHEO(テオ)、10万円以上の投資であれば「ウェルスナビ」を利用することで、海外ETFを利用した自動運用をスタートすることができます。

国内のロボアドで初めてAIを搭載したTHEO(テオ)、国内ロボアドNo.1のシェアを誇る「ウェルスナビ」については以下の記事で詳細に解説しています。

投資のプロである「機関投資家」が利用している最新の運用ノウハウを1万円から利用できるTHEO(テオ)が、2018年5月から国内のロボアドとしては初めてAIを搭載しました。この記事では進化がとまらないTHEO(テオ)の最新情報やTHEO(テオ)のメリット・デメリットについて解説しています。
数あるロボアドのサービスの中で、ウェルスナビは預かり資産、利用者数においてNo.1のトップブランドであることは間違いありません。今回はウェルスナビのサービスの特徴や、ウェルスナビのメリット・デメリットについて解説していきます。

THEO(テオ)も「ウェルスナビ」も年間の利用コストは運用資産の1%だけであり、両替手数料や売買手数料などはこの1%の中に含まれているため、証券会社を経由して少額の資金を海外ETFに投資する場合のコストに比べてはるかに低いコストできめ細やかな自動運用が行われます。

トライオートETFを利用して海外ETFに積立投資を行うこともできますが、金利負担を考慮すると長期運用ではトライオートETFの運用コストは割高になってしまいます。

ロボアドとトライオートETFの組み合わせ

ロボアドのように長期間に渡って安定的なリターンを狙う運用方法を資産運用のコア(中心・中核)とした上で、少額の資金でコアの運用よりも大きなリターンを狙うサテライト運用を行うのがコア・サテライト運用です。

長期間の積立投資では奇麗な右肩上がりの値動きだけが続くことはなく、一時的な下落相場や方向感のないレンジ相場が訪れる局面が必ずやってきます。

トライオートETFで利用できる自動売買プログラムにはロボアドが不得意とするレンジ相場でリターンを積み上げていく「追尾」のようなアルゴリズムや、上昇相場に強い「スリーカード」のようなアルゴリズムがあり、状況に合わせた使い分けで大きなリターンを狙うことができます。

運用のコアをロボアドによる長期積立投資とする一方で、少額の資金でトライオートETFの自動売買を利用すれば、ロボアドのリターンに追加的なリターンの上乗せを狙う「コア・サテライト運用」を行うことができます。

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 トライオートETF:(世界のETFを超低コストで自動売買・ポイント投資も人気)

トライオートETF

トライオートETFの自動売買がFXに対応

トライオートETFでは、あらかじめ用意されている自動売買プログラムを選ぶだけの「自動売買セレクト」と呼ばれる機能が装備されていますが、2018年7月14日からETFだけではなく、FX取引に対応した「自動売買セレクト」が追加されました。

今回の追加により、ETFとFXを組み合わせて運用できるようになり、運用の結果はシミュレーターを利用して確認することもできます。FXとETFを組み合わせたパッケージもあらかじめ準備されていますので、面倒な作業はスキップして気に入ったパッケージを選ぶだけでもOKです。

インヴァストカードのポイントをETFで自動運用

インヴァスト証券が発行しているクレジットカード「インヴァストカード」では利用額の1%がポイントとして貯まっていき、貯まったポイントは自動的にインヴァスト証券の口座に積立てられETFで自動運用される「マネーハッチ」というサービスが提供されています。

2017年7月24日にスタートしたこの元手資金ゼロのポイント投資「マネーハッチ」による運用総額は2018年7月10日時点で既に1億円を突破しています。

海外ETFへの投資を元手資金ゼロで試してみたいという方は、インヴァストカードを利用してポイントによる自動運用を試してみてはいかがでしょう。

まとめ

少額の資金からでも、機関投資家が利用する最新のアルゴリズムを利用した国際分散投資を可能にしたTHEO(テオ)や「ウェルスナビ」を利用しつつ、トライオートETFによるアクティブな運用で追加的なリターンを狙うコア・サテライト運用をご紹介しました。

最大で5倍のレバレッジを利用することができるトライオートETFを使いこなすことができれば、運用の幅は大きく広がりますが、まずはお試しで運用してみたいという方はインヴァストカードのポイント投資である「マネーハッチ」を利用してみるのもいいでしょう。

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