会社の評価と自己評価が異なる場合の対処法

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書き出しから縁起の悪いお話で恐縮ですが、もしも、あなたの会社が倒産したとして、あなたを今の待遇かそれ以上で雇ってくれる会社は見つかりそうですか?

「見つからないかも」と思った人は、会社から見ると「将来の伸びしろに期待している人」あるいは「いつでも代わりが見つかる人」、「簡単に見つかる」と思った人は、会社から見ると「大切にすべき人」あるいは「勘違いしている人」のどちらかということになります。

あなたはどれに該当しそうですか?

会社評価と自己評価がズレる理由

自分の市場価値を客観的に正しく把握することは非常に困難な作業です。なぜなら評価の物差しがたくさんあるために正しい評価がいくつも存在するからです。

例えば、経営サイドが考えるあなたの適正年収とは、「あなたが現在アウトプットしている成果と同じ程度のアウトプットができる人を新しく採用する場合の提示年収」です。

ここで大切なのは評価の対象は「アウトプット」であって「ポテンシャル」ではないという点です。「私にはこんな素晴らしい能力があります」「私はこんな資格を持っています」と言ったところで、それが仕事の成果として「アウトプット」されていなければ評価の対象にはなりません。

考えてみて下さい。営業を任せている社員の評価は営業成績であって、成績が悪ければいくら弁護士や会計士の資格を持っていたところで低い評価しか出せません。「自分がどれだけのことができるのか」ではなく「自分はどれだけのことをしたのか」が会社が考える評価の対象です。

能力を活かせる場所を探す

自分の評価が低いと考えている人は、「自分の能力を会社が評価してくれていない」と考えがちです。でも会社が評価するのは「能力」ではなく「アウトプット」です。

会社があなたの能力を評価していないと考えるのではなく、「自分の能力はこの会社では活かせていない」と考える方が前向きですよね。

もし、あなたがまだ若ければ「私はこんにポテンシャルが高いのだからもっと評価されるべきだ」と考えるのではなく、「私の高いポテンシャルが活かせる会社へ転職すればいい」と考えてみましょう。

住宅ローンなどの問題もあり、簡単には転職できないというのであれば、社内での自分の価値を高めるために会社が求める能力を習得し、しっかりとしたアウトプットに繋げていきましょう。

会社は労働をお金と交換する場所

昭和のサラリーマンが考える会社と今の会社は全くの別物です。仕事におけるアウトプットに関係なく、終身雇用制度のもとで同期入社の仲間たちと同じ賃金で右肩上がりに収入が増えていく時代は終わりました。

同一労働同一賃金の考えのもと、正社員や非正社員というポジションに関係なく労働のアウトプットに対して賃金を支払うという考えが広まりつつあります。

もはや会社は社員が提供してくれたアウトプットを賃金に交換する場所に過ぎず、社員の副業も積極的に認め始めるなど、愛社精神や帰属意識などは過去の遺物になりつつあります。

市場価値を高める専門性の組み合わせ

自分の市場価値を高めるためには専門性を磨くのが一番ですが、ひとつの専門性だけで戦うよりも複数の専門性を組み合わせる方が自身の希少性は高まり、市場価値は高まります

例えば、高度な会計知識があったとしても何年か先にはAIによる自動会計システムがあなたの仕事を奪っていくかも知れません。しかし、単なる会計士には価値がなくなったとしてもインドネシアの法律に詳しい会計士だったり、中国との貿易に詳しい会計士であれば話は違ってくるかも知れません。

本当に自分の市場価値を高めたいのであれば、自分の専門性を増やすために勉強するのはもちろんのこと、可能であれば違った業界の知識を習得するために転職してみるのもいいと思います。

自由を手に入れるためにはひとつの会社にこだわらない働き方も選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょう。