今日から仕事や恋愛に活かせる日本の投資格言の奥深さ

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投資とは本来、客観的な情報を集めて可能な限り合理的な判断を導き出すことで売り買いを行うものです。それでも古くからの格言が現在でも多くの投資家の口に上るのは、合理性とは相反する心理的要素が市場価格の変動にある程度の影響を与えている場合があるからです。

ビジネスでにおいても恋愛においても難しい判断が求められるシーンが必ずやってきます。その時に自分が下した合理的判断に対して心理的な安心感と自信を与えてくれるのがこれからご紹介する日本の相場の格言です。

どんな決断にせよ、自信のある態度でその決断を下すことは周囲に対してあなたの信頼を高め、その後の展開に大きなプラス要因となりえます。

それでは早速みていきましょう。

人の行く裏に道あり花の山

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あまりにも有名な格言ですね。「野も山も皆一面に弱気なら、阿呆(あほう)になりて米を買うべし」という格言も意味は同じです。

ビジネスシーンではこの格言を「ブルーオーシャン戦略」と捉えることができます。たくさんの競争相手が同じような市場でシェアの奪い合いをしているのであれば、あえてその市場に参入することを避け、小さくても競争相手が振り向いていない市場にいち早く参入し、先行者メリットを享受しようという戦略です。

ブルーオーシャン戦略で大切なことは小さな市場であっても他の競争相手にとって参入障壁が高い、あるいは参入メリットが小さい市場を選ぶことです。そうしないとすぐに競合が参入してきてわずかな時間で先行者メリットを失ってしまうことになります。

この格言は恋愛シーンでも活用できます。例えば、あなたが合コンに参加した場合のことを想像してみて下さい。相手メンバーの中で一番の美人やイケメンは競争率が高く、連絡先を教えてもらうだけでも一苦労です。ルックスを基準とした判断だけで相手を選ぶのではなく、性格や優しさなどといった別の基準で判断をすることで、これまで気が付かなった別の人の魅力に気が付くことがあります。

見切り千両

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これも有名な格言です。本来の意味は上がると思って買った株が想定外の値動きで下がってしまった場合、いずれ再び価格が上がることに期待して下がり続ける株をそのまま持ち続けることで結果的には大損してしまうより、早めに見切りをつけて損失の小さい間に売っておいた方がいいという意味です。

ビジネスシーンでもこの格言は活用できます。例えば、シナジー効果を期待して結んだ業務提携先との契約が思ったような成果が出ていない場合、これ以上傷口が広がる前に早めにその業務提携を解除した方がいい場合があります。退職届を出してきた社員を何度も説得して引き留めるよりも、新たな人材の採用活動に時間を割いた方がいい場合などもそうです。

恋愛シーンでもこの格言は活用できます。例えばあなたが女性の場合、23歳から付き合い始めた彼氏が25歳になってもプロポーズをしてくる気配がないという場合、このままズルズルと付き合って30代に突入するリスクを考えると今のうちに白黒をはっきりさせて、相手の返事によっては新しい出会いを求めるというような場合です。

休むも相場

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私が証券マン時代に担当したお客様にいわゆる「相場師」と呼ばれるプロの投資家の方がいらっしゃいました。後日その方は本のモデルになったり、成功者として雑誌の特集記事などに取り上げられたりするのですが、今でもとても紳士的なナイスガイです。

相場師と言えばイメージ的に年から年中取引をしていそうですが、この方は数年に1回やってくる大相場の時にだけ大きく取引をして、数億円から数十億円を稼いではまたしばらく取引をお休みされていました。

この方とは逆に「自称相場師」というタイプのお客様は年から年中取引をして買ったり負けたりを繰り返すのですが、取引をすごくエンジョイされており、トータルでは負けているもののとても充実した時間を過ごされていました。

同様の格言で「売るべし 買うべし 休むべし」というものがあります。相場を休むことで客観的な判断に磨きをかけ、心身をリフレッシュすることの大切さを表現しているものです。

ビジネスシーンでも仕事ができない人ほど休みを取らなかったり残業ばかりしている傾向が見られます。毎年長期の休暇が取れるようになるためには自身の仕事の生産性を高め、周囲に対してそれを認めさせる必要があります。

こうして取得した長期休暇でプライベートを充実させることが更なるモチベーションアップにつながります。

恋愛シーンでもこの格言は活用できます。例えば、長年付き合ってる相手に対して恋愛感情は薄れがちですよね。そんな時にはあえて二人の距離を広げてみてデートの頻度を落としてみることで自分や相手の感情を確認してみることも必要な場合があります。もちろん「そんなことをして、もし浮気でもされたら」なんて心配をする気持ちがあるならそもそも愛情は薄れていませんのでわざわざ「休む」必要はありませんのでご安心下さい。

※記事中の恋愛シーンでの活用部分は杉本美紀による執筆。