ビジネスマンにのための使える相場格言

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相場の世界は人間の心理が大きく影響する世界。時には理屈に合わない動きをするのもそのせいです。

ビジネスの世界でもそれは同じです。あなたが仕事で結果を出すためには同僚や部下、上司、そして消費者の心理を無視することはできません。

今回はビジネスの現場で役立つ相場格言をピックアップし、解説していきます。

意地商いは破滅の因

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値上がりすると思って買った株が下がってしまった時に、「自分の判断が間違っているはずがない。間違っているのは私ではなく株価の方だ」と相場に文句を言っている間に株価は更に下がってしまうような時があります。

こんな時に一旦冷静になって「株価が下がっているという現実を受け止める」ことができれば小さな損失で取引を終えることができますが、当初の自分の考えにこだわり、意地を張ってしまう人は再起不能な程の損失を出してしまうこともあります。

ビジネスの現場では、自分の下した判断が間違っていると気が付いた時、素直に「ごめんなさい。私が間違ってた。」と言えるマネージャーは頼りなさそうに見えると思われがちですが、実は部下からは信用してもらいやすものです。

もちろん頻繁に間違った判断をしているのであれば話は別ですが、自分の非を認めずに屁理屈をこねて意地を張るマネージャーに比べれば、よほど人間として尊敬されるはずです。

「もし、私が間違っていたら指摘して下さい。」と冒頭で言っておきながら、実際に指摘すると顔を真っ赤にして怒り出すような上司もいたりします。

そんな上司には何を言っても無駄ですので、自分がマネージャーになった時に今の気持ちを忘れないようにして素晴らしいマネージャーになってもらたいと思います。

バラを切るごとく売るべし

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庭に咲いているバラの花を切ってリビングのテーブルに飾るなら、満開のバラよりも八分咲きくらいのバラを切って飾る方が正解です。なぜなら満開のバラはすぐに花が色あせ、花びらがすぐに落ち始めてしまうからです。

同様に、株を売る時も株価が急落するリスクの高い最高値を狙って売るよりも、そろそろこの辺りが八合目というタイミングで売る方が、安全で確実に利益を手にすることができます。欲の張り過ぎはいい結果をもたらさないことが多いという教訓です。

ビジネスの現場でも、例えばM&Aにおける企業の値決めであまりプライスにこだわると、わずかな金額のためにタイミングを逸してしまうというようなことがあります。将来における利益がある程度見込めるのであれば、現時点でのわずかな金額にこだわって将来大きな利益を獲得するチャンスを無駄にするのはもったいないことです。

転職先を決める場合でも同じです。希望する年収に少しくらい足りなくても、他の条件が希望通りであるならば決めてしまった方がよいでしょう。年収は自分の実力で後々増やすことができますが、勤務地や仕事の内容などの条件は後からの自分の努力ではなんともならないものが多いですから。

◆善く戦う者はこれを勢いに求めて人に責めず

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これは孫子からの引用ですが、相場格言としても広く認識されています。

この格言の意味は「株価は必ずしも理論通りの値動きをすものではありません。相場の値動きに勢いがついている時は、その動きに逆らわないでついていく方がよく、相場の流れ(トレンド)に逆らわないで流れに乗ることを心掛けるべきである。」というものです。

結果を出している組織にはとても良いムードが流れており、メンバーのモチベーションも高水準で維持されています。このような良いムードを演出することが優れたリーダーの役割りです。

結果が出ていない組織のリーダーは結果の出ない原因をメンバーの個人的な能力不足や、やる気の欠如であると考えてしまい、メンバーに対して叱咤激励を飛ばしますが、これは逆効果です。

メンバーの個人的なスキルに頼るリーダーはもはやリーダーとしての役割りを放棄しており、存在価値がありません。

メンバーが一丸と何って力を合わせて生き生きと働ける環境を作り上げ、組織として個人の能力の合計以上の力を発揮させることこそリーダーの役割りです。リーダーの役割りはメンバーの士気を高めるマネジメントにある心得ておきましょう。

傍目八目(おかめはちもく)

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もともとは囲碁の世界の用語です。傍目(岡目)とは、わきから見ること、つまり傍観すること。八目の目は勝負を決める陣地の広さを数える単位です。

囲碁の格言としては「囲碁の対局をわきから冷静に見ることができる観戦者は、対局している当事者よりも八目の領土分くらいは優れた打ち手を思いつくことがある」という意味になります。

相場の世界においても「一旦相場から離れて傍観者の立場になって冷静に判断している人の方が、相場に熱中している当事者よりかえって相場の真の姿を的確にとらえることができる。」という意味の格言として広く認識されています。

ビジネスの現場でも、意見の対立で議論が長引くようなケースでは一旦議論を中断してお互いに頭を冷やしたり、第三者の人間から意見を聞いたりすることで両者が合意に至る結論を導き出すことができる場合があります。

また、自分が解決すべき課題について様々な角度から考え抜いた結果、結局はよく分からなくなってしまうことがあります。このような場合は、第三者に自分の考えを聞いてもらうことで、頭の中が整理されていきます。

ただし、この場合は黙ってあなたの話を聞いてくれる人を選ばないと、かえって考えがまとまらなくなる場合がありますので人選にはくれぐれも注意して下さい。

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