ロボアドの時価評価額の更新タイミングを比較してみました【ウェルスナビ・THEO(テオ)・マネックスアドバイザー】

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日経平均やNYダウが大きな値動きをするような市場では、ロボアドで運用している金融資産の時価評価額の日々の変化が気になる人もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では「ウェルスナビ」、「THEO(テオ)」、「マネックスアドバイザー」の時価評価の更新タイミングの違いやその原因について解説しています。

長期積立投資では日々の時価評価を見ないのが理想

ロボアド運用の基本コンセプトはロボアドの自動積立機能により、毎月少額ずつの積立投資を行うことで長期的に安定したリターンを狙いながら金融資産を長期にわたって積み上げていくというものです。

ロボアドが前提としている長期積立投資とは10年、20年という時間を前提にしており、1年や2年、あるいは1日や2日で金融資産を増やすことなど最初から考慮していません。

従って、ロボアドにおける運用資産の時価評価額が1日でどれだけ増減したのかを確認することに大きな意味はなく、むしろ時価評価額を見ないでロボアドに運用を任せてしまうのが本来のロボアドの利用方法だと言えます。

時価評価をチェックするメリットとデメリット

既にご説明した通り、ロボアドによる長期積立投資では日々の時価評価額の変化を気にしないのが理想です。

しかし、ある程度の積立期間が経過して、運用している金融資産額が毎月の給料額や年収額を上回る金額に到達すると、日々の時価評価額の増減額も数万円から数十万円という規模となり、どうしても気になってしまうというのが現実なのかも知れません。

テレビニュースや新聞などで報道されている経済情報が自分の金融資産の時価評価額にどう影響するのかを確認するために日々の時価評価額をチェックするという行為は、ご自身の投資家としての知識やスキルの向上に役立つという意味では大きなメリットになるでしょう。

その反面、純粋な積立投資にご自身の相場観を反映してしまい、結果的にはあまり良いとは言えないタイミングで「積立を中止する」、「運用を止める」、「無理してリスクをとる」というような行為に至る可能性もあり、日々の時価評価額をチェックすることがデメリットになるケースもゼロとは言えません。

ロボアドによって異なる時価評価額の更新タイミング

日々の時価評価額をチェックするメリットとデメリットについては既にご説明させて頂きましたので、ここでは代表的なロボアドにおける時価評価額の変更タイミングについて説明させて頂きます。

ウェルスナビは遅くても午前7時には更新

「ウェルスナビ」の運用対象はNY市場に上場している7本のETF(上場投資信託)です。

「ウェルスナビ」では頻繁に売買を行うことなく長期的に保有することを前提に厳選した7つのETFを組み合わせることで利用者のリスク許容度に合わせたポートフォリオを提案しています。

NY市場では3月第二日曜日から11月第一日曜日の前日までを「夏時間」、11月第一日曜日から翌年3月第二日曜日の前日までを「冬時間」としており、「夏時間」は「冬時間」よりも1時間時計を進めて生活しています。

その結果、NY市場の終値は毎営業日の16時(NY時間)に決まるのですが、日本時間では午前5時(NYが夏時間の場合)、または午前6時(NYが冬時間の場合)に終値が決定するということなります。

このようなことが理由で「ウェルスナビ」では夏時間は午前6時、冬時間は午前7時に時価評価額が更新されています。

つまり「ウェルスナビ」のシステムでは、NY市場で終値が決定してから1時間以内で「ウェルスナビ」の全顧客の時価評価額を一度に計算している訳で、このようなことが可能となっているのはシンプルな運用手法が採用されていることも大きな理由の一つだと考えられます。

例えば、「ウェルスナビ」を利用している方の場合、通勤電車の中やお昼休みなどにスマホアプリを立ち上げることで、前営業日のNY市場の動きを反映した時価評価額を確認することが可能です。

THEO(テオ)は夕方から夜にかけての不定時更新

「THEO(テオ)」はリターンにこだわるロボアドであり、NY市場に上場している30本程度のETF(上場投資信託)を利用して3つの機能ポートフォリオを組成し、ユーザーにはこの3つの機能ポートフォリオを組み合わせることでリスク許容度をコントロールした提案を行なっています。

「THEO(テオ)」が運用に利用しているETFは「ウェルスナビ」と同じNY市場のETFですので終値が決まる時間もNY時間の午後4時なのですが、「THEO(テオ)」ではETFの本数が「ウェルスナビ」よりも多く、売買も細かく行うことから全顧客の時価評価額の計算にはかなりの時間が必要になっているようです。

「THEO(テオ)」の場合、市場の値動きがあまりないような状況であれば顧客のポートフォリオをリバランスする必要もなく、売買もほとんど行わないため短時間で時価評価額の更新が可能だと考えられます。

それとは反対に市場の値動きが大きくなれば顧客ポートフォリオのリバランスなどが必要になることから売買が多くなり、時価評価額の更新にはそれなりの時間が必要になるだろうと想像できます。

このようなことから「THEO(テオ)」における時価評価額の更新は午後17時から23時という幅を持ったタイミングとなっており、夜眠る前に時価評価額をチェックするという使い方になります。

マネックスアドバイザーはリアルタイム更新

ロボアドの中で国内ETFを利用したリアルタイムな取引を行える唯一のロボアドが「マネックスアドバイザー」です。

「マネックスアドバイザー」は東京証券取引所に上場しているETFの中でも世界最大級の運用会社であるブラック・ロックが運用している7本の「iシェア・シリーズ」を運用対象としています。

東京証券取引所の立会時間の終了時刻は15時ですので、「マネックスアドバイザー」の時価評価額は終値ベースで15時ということになりますが、立会時間の午前9時から11時30分まで(前場)、12時30分から15時まで(後場)の時間についてはリアルタイムに更新されます。

このようなことから「マネックスアドバイザー」では午前9時から15時まではリアルタイム更新された時価評価額をチェックでき、15時以降は終値ベースの時価評価額をチェックすることができます。

まとめ(一覧表による比較)

「ウェルスナビ」、「THEO(テオ)」、「マネックスアドバイザー」の時価評価額の更新タイミングを一覧表で比較してみました。

上の表から考えると、リアルタイムでチェックするなら「マネックスアドバイザー」、毎朝しっかりとチェックしたいなら「ウェルスナビ」、おやすみ前の時間にチェックするなら「THEO(テオ)」という感じになりそうです。

ただ既にご説明させて頂きました通り、ロボアドを利用した長期積立投資において、日々の時価評価額の変動で一喜一憂することはあまり意味のある行為とは言えません。

特に市場が乱高下しているような時には意識的に時価評価額を見ないことでパニック的な行動を回避し、冷静に積立投資を継続することができるというメリットがあるのかも知れません。

ちなみに当ブログでは「ウェルスナビ」、「THEO(テオ)」、「マネックスアドバイザー」を利用したロボアド運用の比較実験を行なっており、運用状況を「運用メモ」として公開しております。

「運用メモ」の記事では3つのロボアドのトータルリターンを比較した表を掲載していますが、この記事でご説明させて頂きましたように「THEO(テオ)」の時価評価額の更新タイミングが遅い時間帯のため、記事を書くタイミングによってはトータルリターンが1営業日前のものになっているケーズがあります。

当ブログではコロナショックの発端となる2020年2月後半から「ウェルスナビ」「THEO(テオ)」「マネックスアドバイザー」の3つロボアドを利用した積立投資をスタートしました。このページは3つのロボアドの運用状況を「運用メモ」として記録しています。

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