毎日積立で投資信託の買付リスクを減らせる証券会社はこの3つ!

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これから金融資産を増やしていかなくてはならない若年層をターゲットに積立投資のサービスを充実させる金融機関が増えてきています。積立投資の中でも金融機関が最も力を入れているのが、少額から手軽に始められて銀行の預金よりも高い利回りが期待できる投資信託の積立サービスです。

厚生労働省や金融庁も積立を応援

少額の資金であっても毎月定額の投資信託を積立てていくことで、相場の動きに一喜一憂することなく着実に金融資産を積み上げていくことは、先細りする公的年金だけでは不足する老後の資金を形成していく上で最も有効な手段です。厚生労働省は個人が積立投資で老後資金を形成していくことを後押しするため、iDeCoと呼ばれる太っ腹な税制優遇制度をつくり、若年層の資産形成を応援しています。iDeCoで積立投資をすると毎年の積立金額の全額を所得から控除することができますので所得税と住民税が減額されます。

例えば、退職金制度のない会社に勤めている年収350万円、30歳のサラリーマンが月額2万3000円の積立を60歳まで続けると積立総額は828万円となりますが、節税額は毎月4万1400円、総額124万2000円となり、節税額だけで考えてもかなりの運用益となります。仮に年率1%の複利運用で30年間積立てると積立元本の828万円に対して137万円の運用益となりますので、節税額も合わせて考えると1000万円以上の老後資金を積立てることができます。

金融庁も2018年1月にスタートする「つみたてNISA」で積立投資を後押しします。この制度を利用すると毎年40万円以内の積立てであれば運用によって発生する利益に対して20年間税金が免除されます。iDeCoとつみたてNISAの説明と使い分け方については以下の記事でまとめてあります。

この記事では「iDeCo」と「つみたてNISA」のメリットやデメリットについて説明し、これらを組み合わせて利用することで計画的に老後資金を積み立てていくための具体的な方法について解説しています。

このように積立投資は国が税金を免除してまで普及に力を入れている資産形成手段ですので、これを利用しないのは非常に勿体無いと思います。

積立投資は時間分散が運用を安定させる

積立投資の優位性は時間分散による買付平均価格の平準化にあります。例えば、今から1ヶ月の間に10万円の投資信託を買うとすると、1ヶ月のどこかのタイミングでまとめて10万円分の投資信託を買う場合と、土日を除く平日の20日間に毎日5000円ずつ分散して買う場合とでは明らかに毎日買い付ける方がリスクは小さくなります。

投資においてリスクというのは危険という意味ではなく、数値のバラつき度合いを意味します。10万円分を1回で購入する場合、上手く行けば毎日買うよりも安く買い付けることができる反面、高値で買ってしまう可能性も同じくらいの確率でありえます。そのようなイチかバチかにかけるより、毎日少しずつ買っていくことによって、損も得もあまり出にくい平均的な価格で買った方が運用は安定します。

一度に10万円分買うのであれば、買い付けるタイミングをよく考えなければならず、そのためには様々な情報を分析したり勉強したりする必要がありますが、そのような苦労が必ず報われるとも限りません。そんな無駄な時間や苦労をすることなく毎日自動的に定額ずつ買い付ける方が結果的には失敗する確率が低いという考えが積立投資のベーシックな考えです。

毎日積立てができる証券会社

証券会社で毎日積立ができるのは2017年10月29日現在、SBI証券、松井証券、楽天証券(来年1月から)、マネックス証券、カブドットコム証券の5社だけです。

このうちカブドットコム証券は毎日積立をすることはできるのですが、1ヶ月の全ての注文を予め自分で入力する必要があります。1ヶ月分の注文入力に30分以上はかかると思いますので現実的ではありません。

また、マネックス証券は「ウェブかんたん銀行つみたて」を利用すると積立日を指定することにより自動積立ができるのですが、最低1000円からの積立てとなっており、カブドットコムと同様に入力作業が煩雑なため毎日積立には不向きです。

カブドットコム証券、マネックス証券ともに毎日積立で利用するのは面倒ですが、毎週積立くらいであれば問題なく利用できそうですのでご検討されてみてもよいかと思います。

楽天証券では毎日積立ができるのは「つみたてNISA」のみということですが、現在までのところ「つみたてNISA」で毎日積立ができると明言しているは楽天証券だけです。従って、税制メリットを考えて毎日積立をするならば、現時点(2017年10月29日)では楽天証券で決まりです。

追記(2018年1月21日)SBI証券も楽天証券と同様に「つみたてNISA」で毎日積立ができるようになっていることを確認しました。

松井証券とSBI証券は一般口座、特定口座、NISA口座において毎日積立を簡単な入力で行うことができます。松井証券は「つみたてNISA」で毎日積立は対応しないようですが、自由度が高く手数料が無料で利用できる「投信工房」というロボアドを利用して毎日積立が100円から利用可能です。

「投信工房」専用のスマホアプリもありますので、100円からの毎日積立であれば松井証券を利用するのがいいでしょう。松井証券のロボットアドバイザー「投信工房」につきましては以下の記事にまとめてありますので是非ご覧下さい。

手数料が無料のロボアド、「投信工房【松井証券】」を利用して、毎日100円という超少額による積立投資で「究極のドルコスト平均法」を実践する手順を実際の取引画面をご覧頂きながら解説していきます
利用料が無料のロボアドサービスは役に立たないものがほとんどですが、松井証券の「投信工房」だけは私の周りでも利用している人が意外に多いこと驚いています。そこでこの記事では松井証券の無料ロボアドである「投信工房」のサービスをチェックしていきます。

 100円から毎日積立可能入力の手間つみたてNISAロボアド
SBI証券OK!簡単OK!未対応
松井証券OK!簡単対象外OK!
楽天証券(来年から)つみたてNISAのみ簡単OK!未対応
マネックス証券1000円から面倒未対応未対応
カブドットコム証券500円から面倒未対応未対応

毎日100円からの積立ができる証券会社を選ぶ場合、「つみたてNISA」を考えるなら楽天証券かSBI証券、「つみたてNISA」以外ならスマホアプリが便利な松井証券が最も有力な選択肢となります。