ロボアド「マネックスアドバイザー」で利食いとナンピンを同時に行うリバランス注文とリバランス通知

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ロボットアドバイザーに興味をお持ちの方は「リバランス」という言葉をお聞きになったことがあると思います。今回は国内最安手数料のロボアド「マネックスアドバイザー」のリバランス機能である、「スマート積立」と「リバランス注文」について詳しく解説していきます。

マネックスアドバイザーについて

「マネックスアドバイザー」はマネックス証券が提供するロボットアドバイザー(ロボアド)のサービスです。ロボアドには主に自社系列の投資信託の販売を目的とした「アドバイス型」と、投資一任契約による自動売買サービスを提供する「投資一任型」がありますが、「マネックスアドバイザー」は投資一任契約による自動売買を行うサービスです。

投資一任型のロボアドでは、運用の際に発生する売買手数料などを個別に徴収することはなく、運用資産の残高に対して年間1%程度の手数料を徴収するのが一般的ですが、「マネックスアドバイザー」の年間手数料は国内最安の0.3%となっており、他のロボアドの半分以下のコストで利用できることが最大の魅力です。

ロボアドによる資産運用は巨額の資金を運用している機関投資家が利用しているアルゴリズムと基本的には同じものであり、リスク許容度が同じであれば、リスク・リターンに大きな差が出ることがないため、手数料の低さがリターンの増大に直結します。「マネックスアドバイザー」については以下の記事でまとめてありますので是非ご覧下さい。

ロボット・アドバイザーによる運用額は右肩上がりに増えてきており、2020年には1兆円~5兆円規模になるとも言われています。そして2017年10月25日にスタートしたマネックス証券の新しいロボアドであるマネックスアドバイザーはこの新市場の起爆剤となるかも知れません。

リバランスの意味と必要性

ロボアドによる運用は、株式、債券、不動産などといった値動きの異なる複数の資産クラスに対する分散投資が基本です。ロボアドの利用では、利用者がロボアドからのいくつかの質問に回答することで、リスク許容度が自動的に判定され、それに合わせて、どの資産クラスに対してどの程度の資金を振り分けるかが決定されます。

このようにして決定された分散比率によって組み立てられた資産クラスの集合体をポートフォリオと言います。ポートフォリオ運用では事前に決められた分散比率を維持する必要がありますが、時間の経過に伴って各資産クラスの評価額が変化してくため分散比率にズレが発生します。

このズレを放置すると事前に想定していたリターンを実現することができなくなるため、どこかのタイミングでこのズレを修正し、分散比率を元に戻す必要があります。このようにズレてしまった分散比率を元の状態に戻すことを「リバランス」と言います。

例えば、株価が上昇していく過程では債券価格は値下りする傾向が強いため、値上がりした株式資産の一部を売却し、値下りした債券を追加で購入することで分散比率のズレを元に戻すことでリバランスは完了します。リバランスはポートフォリオ運用のリターン低下を防止するために必要な行為ですが、税金による資産の目減りを考えると、あまり頻繁に行うことはお勧めできません。

先程の例で説明しますと、値上がりした株式資産は含み益(評価益)を持っていますが、含み益には税金はかかりません。ところが含み益を持っている株式資産の一部を売却すると、含み益の一部は実現益として確定してしまうため、実現益から税金が差し引かれてしまい、運用資産が目減りしてしまうからです(複利効果が減少することになります)。

「スマート積立」によるリバランス

そこで、「マネックスアドバイザー」では運用効率を悪化させるリバランスを極力避けるために「スマート積立」という機能を実装しています。ロボアド利用者の大半はドルコスト平均法による買い付け価格の平準化を目的とした自動積立投資を利用しています。

ロボアドは、一度に大金を投資するのではなく、毎月決まった少額資金を積立てていくことにより、長期的な金融資産の形成を目指す若年層の利用が多いことが、自動積立の利用が多い理由のひとつです。

「マネックスアドバイザー」では金融資産の一部を売却するリバランスは税金の問題があるため頻繁に行うことはせず、毎月の積立時に不足している資産クラスを多目に購入して分散比率を調整し、リバランスを実行しています。このように積立時にリバランスを行うことで税金の支払いを発生させない仕組みが「スマート積立」です。

もし、自動積立を利用していなくても、好きなタイミングで資金を追加することで実行できる「スマート買付」によるリバランスを行うことで税金の問題はクリアできますので、「マネックスアドバイザー」では基本的に売買を伴うリバランスを行う必要はほとんどありません。「スマート買付」につきましては以下の記事で詳しく解説しています。

「マネックスアドバイザー」によるテスト運用をスタートして1ヶ月が経過しました。今回は積立時に自動で各資産クラスごとの購入比率を調整し、税金を発生させずにリバランスを行う「スマート積立」の有効性について検証していきます。

マーケット急変時にはリバランス通知

「マネックスアドバイザー」では「スマート積立」によるリバランスが毎月行われるため、通常のマーケットの動きであれば売買を伴うリバランスを行う必要はありません。ただし、現在の運用資金に対して毎月の積立額が非常に小さい場合や、マーケットの動きが非常に大きい場合には「スマート積立」によるリバランスだけでは適切なバランスに修正できない場合もあります。

「マネックスアドバイザー」ではマーケットの大きな動きなどによって、運用資産の10%を上回る資産の売却が必要となるリバランスを行う必要があると判断した場合、売買を伴うリバランスを行うことを促す下記のような「リバランス通知」のメールが送られてきます。

リバランス通知

リバランス注文で売り買い同時発注

「マネックスアドバイザー」が「リバランス通知」のメールを送ってくるタイミングは、利食い(利益確定)と同時にナンピン(安値での買い増し)を行うタイミングだと考えて下さい。運用資産の10%を超える資産を売却するということは、かなり値上がりした資産クラスの一部を利益確定し、値下がりしている資産クラスを安く買い足すことを意味しています。

このように、「マネックスアドバイザー」はリバランスによって利食いやナンピンを行います。初心者に多い質問として「マネックスアドバイザーで評価益が増えてきたので一度全部決済して利益を確定した方がいいですか?」というものがありますが、「マネックスアドバイザー」は2種類のリバランスによって適度なナンピンと最低限の利食いをタイムリーに実行しています。

全額決済して全ての含み益を実現益にしてしまうと一度に税金が発生し、せっかくの複利効果が台無しになってしまいますので、無用な全額決済は避けるようにしましょう。

「リバランス通知」のメールが送られてきたら好きなタイミングでリバランス注文を行いましょう。まずは「マネックスアドバイザー」の取引画面にログインし、「リバランス」をクリックします。

取引画面の画像


リバランスの内容を確認し、「リバランスする」をクリックします。

取引画面の画像


今回のケースでは「国内株式」、「先進国株式」、「先進国社債」の3つの資産クラスを利食い、「先進国債券」をナンピンします。リバランス注文では、これらの注文をまとめて発注することができます。念のため、「国内株式」、「先進国株式」、「先進国社債」の3つの資産クラスの評価損益をご覧下さい。

◆国内株式

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◆先進国株式

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◆先進国社債

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◆先進国債券

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「注文内容の確認へ」をクリックし、次の画面に進みましょう。

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「注文する」をクリックするとリバランスが実行されます。

取引画面の画像

まとめ

ロボアドによっては毎月のように税金が発生する売買を伴うリバランスを行うものもありますが、「マネックスアドバイザー」は原則として「スマート積立」や「スマート買付」によるリバランスを行うことで売買を伴うリバランスを極力避ける仕様になっています。

ただし、マーケットの動きなどによって分散比率が大きくズレた時には「リバランス通知」のメールが送られてきますので、好きなタイミングでリバランスを行いましょう。

もちろん「リバランス通知」のメールが送られてきたからと言って、直ちにリバランス注文を行う必要はありません。「スマート買付」で対応することもできますし、放置しておいても「スマート積立」やマーケットの動きによっていずれリバランスは完了します。マーケットの急変時は別として、通常のマーケットにおいては売買を伴うリバランスは半年に1回を限度と考えて、あまり頻繁に行わない方がいいでしょう。

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