マネックス証券のロボアド「マネラップ」のポートフォリオは超低コスト

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マネックス証券が国内最安の手数料で提供する「マネックスアドバイザー」のリリースを前に、先発のロボアドとして人気のある「マネラップ(MSV LIFE)」のサービスを、ライバルである楽天証券の「楽ラップ」と比較しながら解説していきます。

2017年11月22日追記

2017年10月20日スタート予定の「マネックスアドバイザー」はスタートが延期となっていましたが、10月25日に無事スタートしました。0.3%という国内の投資一任型ロボアドでは最安の手数料でサービスを提供している「マネックスアドバイザー」の詳細につきましては以下の記事でまとめてありますので、是非ご覧下さい。

ロボット・アドバイザーによる運用額は右肩上がりに増えてきており、2020年には1兆円~5兆円規模になるとも言われています。そして2017年10月25日にスタートしたマネックス証券の新しいロボアドであるマネックスアドバイザーはこの新市場の起爆剤となるかも知れません。

ロボアドは2種類に分類される

ロボアドは大きく分類すると、運用のアドバイスだけをしてくれるロボアドと売買まで自動で行ってくれるロボアドにの2種類に分類できます。

自動車の運転に例えると、目的地やそこにたどり着くまでの道路の選択までの全てを自分で判断して運転するの一般的な投資だとすると、カーナビを頼りにして自分で運転するのがアドバイスのみのロボアド、ハンドルから手を話して自動車の運転まで任せてしまうのが自動で売買をしてくれるロボアドということになります。

大手ネット証券で自動売買までしてくれるロボアドを提供しているのは楽天証券の「楽ラップ」とマネックス証券の「マネラップ(MSV LIFE)」だけで、カブドットコムや松井証券はアドバイスのみ、SBI証券に至っては投資信託を3つ程度提案してくれるだけのサービスしか提供していません(2017年10月現在)。

ロボアド利用の基本的な流れ

これまでロボアドを利用したことがない人のために、ロボアドを利用するための基本的な流れについて説明します。多くのロボアドサービスはいくつかの質問にあなたが回答することによって、あなたの投資に対するリスク許容度や希望する運用方針などを判定し、あなたにピッタリの運用ができようなポートフォリオを提案してくれます。

あたなたは提案されたポートフォリオをチェックして、リスク許容度などを調整して自分の好みをポートフォリオに反映させてもいいですし、提案されたものをそのまま採用してもかまいません。ポートフォリオが決定すれば売買はロボアドに任せて定期的に運用状況をチェックします。

必要があればタイムリーに運用金額を増やすことも減らすことも可能ですし、自動積立増額や銀行からの自動引き落としによる自動積立ができる会社もあります。

マネラップは事前にマネープランが必要

3つの基本コースから一つを選択

マネラップを利用する際の質問は他のロボアドとは異なり、最初に明確な目的を決めさせられます。「とりあえず試しに10万円程度を運用させてみよう」というような軽い気持ちで始めようとすると何を選んでいいのか分からないような選択肢がいきなり出てきますので注意が必要です。

最初に「ためる」「たのしむ」「そなえる」の3つから基本コースを選ぶのですが、「ためる」はゴールになる金額を決めて毎月積立てていくコース、「たのしむ」は最初に入金した運用資金を毎月定額で取り崩すコース、「そなえる」は前半は積立てて後半は取り崩すというコースです。

皆さんが普通にイメージするロボアドはお金を増やすことを目的としたものだと思います。マネラップは既にまとまった金融資産を持っている人が、それを運用しながら毎月定額の生活費を取り崩すという斬新なプランを提供する貴重なロボアドだと言えます。

ほとんどの人は積立て投資で資産を増やしていくことを前提にロボアドを考えていると思いますので、ここでは「ためる」のコースについて説明していきます。

「ためる」のコースには具体的に「100万円」とか「1000万円」というような目標金額の他、「家の頭金」「自動車購入」などという漠然とした選択肢の中から一つを選ぶのですが、目標金額は後から変更が可能なのでとりあえずは適当な金額を選んで先に進みましょう。

目標金額を決めたら次に質問に答えていきます。質問は選択式のものが全部で6つあるだけで、これらの質問でリスク許容度を測定しているようです。特別に難しい質問はありませんが、「金融市場の変動などにより運用資産が1か月で15%減少したときどうしますか」という質問についてはちょっと考え込んでしまいました。

「運用資産を全て売却する」「運用資産を一部売却する」「そのまま保有し続ける」「追加投資を行う」から選ぶのですが、私は悩んだ末に「追加投資を行う」を選びました。

最終ステップが最難関

6つ全ての質問に回答すると運用プランが出てきます。ロボアドの提案するプランは目標達成確率が90%くらいになるような設定になっていて、「ためる」コースの場合は当初投資金額、毎月の積立額、積立期間、目標金額などの数字をロボアドが提案してきます。

これらの数字は全て自分の好きな数字に変更することが可能です。ただ厄介なのは、数字を自分の好きなように変更して更新ボタンを押すと目標金額の達成確率が再計算されるのですが、この確率が80%未満の場合はこの画面から先には進めなくなってしまうのです。

確率が低い場合は運用期間を長くするか、毎月の積立金額を増やすか、当初投資金額を増やすか、目標金額を減らすことで調整していくのですが、これがかなり面倒な作業だと感じる人はこの段階で離脱してしまうのではないかと思います。

楽天証券の楽ラップは16個の簡単な質問に答えるだけでOKですし、多くのロボアドは数個の質問に答えるだけでOKだということから比較するとマネラップは良く言えば「真面目」、悪く言えば「ちょっと面倒くさい」印象を受けてしまいます。

マネラップのポートフォリオは低コスト

こうして苦労して私が提案してもらったポートフォリオは下記のようなものです。条件としては積立てるのではなく、当初投資額をそのまま10年放置するという内容で、リスク許容度は中くらいというイメージで見て下さい(あくまで私向けのプランであり一例に過ぎません)。

 銘柄名資産クラス構成比経費率
1Vanguard Total International Bond ETF債券16.70%0.12%
2Vanguard Total Bond Market ETF債券12.40%0.05%
3TOPIX連動型上場投資信託株式12.30%0.11%
4iShares Core U.S. Aggregate Bond ETF債券10.50%0.05%
5Vanguard FTSE Developed Markets ETF株式9.30%0.07%
6Schwab US Aggregate Bond ETF債券8.60%0.04%
7上場インデックスファンドTOPIX株式7.80%0.09%
8Schwab U.S. Broad Market ETF株式5.20%0.03%
9Vanguard REIT ETFリート4.50%0.12%
10Vanguard S&P 500 ETF株式2.00%0.04%
「https://www.msvlife.jp」左記サイトで10月23日に作成

ご覧になってお分かりの通り、ある程度の流動性がある国内のETFと米国のETFの組み合わせで平均経費率は0.08%となっており、かなりコストが低くおさえられています。

資産クラスの分配比率で見ると、同じタイミングで提案してもらった「楽ラップ」の提案内容と大きな差は見られませんでした。ただし、楽ラップは国内の投資信託が投資先となりますので信託報酬はETFと比べるとやや高めの設定となります。その分だけ楽ラップの手数料は低めになっているのでトータルコストで比較するとマネラップも楽ラップもほぼ1%という水準に落ち着くのではないかと思います。

マネラップと楽ラップの比較

マネラップは銀行からの自動引き落としによる自動積立てには対応しておらず、あくまで自社の口座にある資金を自動で積立て運用していくタイプです。従って利用者は定期的にクイック入金でお金を証券口座に入金しておく必要があります(楽ラップは銀行からの自動引き落としによる積立てに対応していますが、積立額は最低1万円から)。

楽ラップは10万円から、マネラップは1000円からの利用となりますので資金的なハードルの低さはマネラップに分がありますます。最初の質問のところで若干面倒なところがあるとは言うものの、1000円からのロボアドというのは気軽に利用ができそうです。

この記事を読んだ方は既にマネラップの難所の越え方を理解されていると思いますので、少額からの積立てなら候補の一つとして考えられるのではないでしょうか。

マネックス証券「マネラップ(MSV LIFE)」公式サイト:MSV LIFE

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