1000円から米国有名企業に投資できる「ワンタップバイ」のメリットとデメリット|月額980円の定額制が魅力

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スマホを3タップするだけでAmazonやAppleなどといった、誰もが知っている米国の有名企業や、トヨタ自動や楽天などといった日本の有名企業に1000円から投資できる「ワンタップバイ」のサービスをご存知でしょうか。

この記事では「ワンタップバイ」のメリットやデメリット、利用する場合の注意点などについてまとめています。

「ワンタップバイ」のサービスは特定の条件を満たす利用者によっては最高のサービスですが、条件に合わない利用者にとっては割り高で物足りないサービスになってしまう場合もあります。

この記事をお読み頂くことで、ご自身の投資スタイルと「ワンタップバイ」との相性を確認することができます。

この記事は2018年7月29日における最新情報に基づいて加筆・修正を行っています。

「ワンタップバイ」が提供するサービスの概要

株式投資を行うためには、ある程度のまとまった資金が必要な場合が多いのですが、「ワンタップバイ」を利用すれば1000円単位で国内外の優良企業の株式を購入することができます。

例えば、普通に買うと10万円の資金が必要な株式の場合、「ワンタップバイ」がまず自己資金の10万円で株式を購入し、それを一口1000円として100口に小分けしたものを顧客に販売するというのが「ワンタップバイ」のビジネスモデルです。

このビジネスモデルでは、利用者は「ワンタップバイ」を取引相手とする相対取引で株式を売買することになるため、米国の株式市場がクローズしている時間帯であっても「ワンタップバイ」を利用すれば24時間売買を行うことが可能です(日本株は取引所がクローズしている時間帯の取引はできません)。

ただし、「ワンタップバイ」で購入できる株式は米国市場ではMicrosoftやFacebookなどといった誰でも知っている米国の優良企業30銘柄、日本市場でも花王や本田技研工業などといった日本を代表する30銘柄の優良企業に限定されています。

また、「ワンタップバイ」では米国市場の個別株を定額ずつ積立てていく「積み株」というサービスや、個別株ではなく市場全体の動きに連動するETFに投資する「まるごと米国株/日本株」というサービスも展開しています。

「ワンタップバイ」を利用するメリット

「ワンタップバイ」は1000円という少額の資金から国内外の優良企業に投資できるという点で、他社にはない価値あるサービスを提供しています。米国株の取引については24時間いつでも取引できる点もメリットのひとつですが、取引コストは米国市場がクローズしている時間はオープンしている時間帯の手数料よりも40%アップとなりますので注意が必要です。

米国株式に関する手数料という面で比較すると、少額の取引を行う場合は大手ネット証券よりも「ワンタップバイ」の方が割安な手数料で米国株式の売買を行うことができます(都度プランを選択した場合)。

米国株の取引ではマネックス証券とSBI証券が最安の取引手数料でサービスを提供しており、売買手数料は消費税込みで約定代金の0.486%(最低5.4ドル、最大21.6ドル)、両替コストは1ドルあたり片道0.25銭です。

「ワンタップバイ」の売買コストは約定代金の0.5%を取引の都度支払う「都度プラン」と月間980円の定額を支払うことで手数料を気にせずに取引できる「定額プラン」があり、どちらのプランでも両替コストは1ドルあたり0.35銭です。

1ドルが111円として計算した「ワンタップバイ」と「マネックス証券・SBI証券」の取引コスト(米国市場がオープンしている時間帯の取引)を約定代金別に比較したのが以下の表です。

 ワンタップバイマネックス証券・SBI証券
約定代金売買手数料為替手数料合計(都度プラン)合計(定額プラン)売買手数料為替手数料合計
1,0005(定額プラン:980)499846003603
10,00050(定額プラン:980)35851,01560025625
50,000250(定額プラン:980)1754251,155600125725
60,000300(定額プラン:980)2105101,190600150750
70,000350(定額プラン:980)2455951,225600175775
80,000400(定額プラン:980)2806801,260600200800
90,000450(定額プラン:980)3157651,295600225825
100,000500(定額プラン:980)3508501,330600250850
150,000750(定額プラン:980)5251,2751,5057293751,104
200,0001,000(定額プラン:980)7001,7001,6809725001,472
300,0001,500(定額プラン:980)1,0502,5502,0301,4587502,208
500,0002,500(定額プラン:980)1,7504,2502,7302,4001,2503,650
1,000,0005,000(定額プラン:980)3,5008,5004,4802,4002,5004,900
2,000,00010,000(定額プラン:980)7,00017,0007,9802,4005,0007,400
10,000,00050,000(定額プラン:980)35,00085,00035,9802,40025,00027,400

約定代金が10万円を上回るまでは「ワンタップバイ」の「都度プラン」がネット証券よりも取引コストの方が安い反面、「都度プラン」では約定代金が10万円を上回るとネット証券よりも割高なコストになってしまいます。

そこで導入されたのが月額980円の「定額プラン」です。「定額プラン」では約定代金が20万円から200万円程度までの米国株式の売買においてネット証券よりも割安なコストで取引を行うことができます。

また、一度の注文が100万円未満の取引を毎日頻繁に行う人の場合、「定額プラン」は圧倒的なコストパフォーマンスを発揮しますので、米国の有名企業の株を手数料を気にすることなくデイトレードすることができます。

「定額プラン」は米国株だけではなく、日本株の取引も対象となりますので、日本の株式を頻繁に取引する人にとっても魅力的な料金プランだと言えそうです。

「ワンタップバイ」のデメリット

「ワンタップバイ」は金額指定で株式を購入するルールですので、株数単位の取引をしたいという人には不向きなサービスです。また、「ワンタップバイ」には指値注文という概念がなく、「ワンタップバイ」が提示する基準価格で取引することになる点にも注意が必要です。

また、取り扱い銘柄数が日本株も米国株も30銘柄に限定されていますので、その中に取引したい銘柄がない場合は取引を諦めるしかありません。

取扱銘柄については、会社側の判断で突然取り扱いを中止されてしまうリスクがあるうえ、他の証券会社に株式の移管ができないことを考慮すると長期の積立投資などには向きません。

入金についてもネット証券のようなクイック入金には対応していないため、振込手数料は利用者の負担となりますので、「ワンタップバイ」に入金する際には、振込手数料が無料となるネット銀行などを利用するようにしましょう。

出金時の手数料も自己負担ですが、「ワンタップバイ」の出金はみずほ銀行からの出金となりますので、自分が利用しているみずほ銀行宛に出金することで手数料を少しだけ安くすることができます。

日本株の取引コストについては大手ネット証券では10万円まで手数料を無料としているところも多く、「ワンタップバイ」が取り扱っている30銘柄を頻繁に取引する場合や、数千円単位で日本の優良企業に投資したいという場合を除くと大手ネット証券を利用した方がいいでしょう。

「まるごと米国株/日本株」については1万円以下の取引を除けばネット証券を利用した方がETFの種類も豊富ですし、手数料もお得です。

「ワンタップバイ」のライバル

「まるごと米国株/日本株」を利用するのであれば、1000円から利用できるマネックス証券のロボアド「マネラップ(MSV LIFE)」を利用した本格的な国際分散投資による完全自動運用の方が安心かも知れません。

「まるごと米国株」の投資先は、「ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ」が運用する「SPDR S&P 500」ですが、このETFの経費率は「0.0945%」です。

「マネラップ(MSV LIFE)」が米国市場に投資する先は「ブラックロック・ファンド・アドバイザーズ」が運用する「iシェアーズ・コア S&P500」であり、経費率は「0.04%」という驚異的な低さです。「マネラップ」につきましては以下の記事で詳しく解説しています。

マネックス証券が国内最安の手数料で提供する「マネックスアドバイザー」のリリースを前に、先発のロボアドとして人気のあるマネラップ(MSV LIFE)のサービスを、ライバルである楽ラップと比較しながら解説していきます。

もっとコストにこだわるなら「ワンタップバイ」よりも「つみたてNISA」を利用して「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」に投資をすれば、100円から手数料無料で毎月コツコツと積立てることができますし、利益が出た場合にかかる20.315%の税金まで20年間無料となりますので圧倒的にお得です。

「楽天・全米株式インデックス・ファンド 」の強力なライバルとして「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が登場することになりました。この記事では、米国市場の株式に投資する際の選択肢として、どちらの投資信託を選択すべきかについて解説しています。

「ワンタップバイ」の利用に向く人

「ワンタップバイ」が選んだ米国市場の30銘柄の中に投資したい企業がある人で、1取引あたり10万円未満の取引を行う人は、ネット証券よりも「ワンタップバイ」を利用する方が低コストで簡単に取引することができます。

また、米国の優良企業の株を頻繁に売買したいという人は「ワンタップバイ」の「定額プラン」を利用することで手数料を気にすることなくデイトレードを楽しむことができるでしょう。

◆ワンタップバイで取引できる米国株(2018年7月現在)

  • amazon(アマゾンドットコム)
  • apple(アップル)
  • alpabet(アルファベット)
  • boeing(ボーイング)
  • caterpillar(キャタピラー)
  • cisco(シスコシステムズ)
  • tapestry(タペストリー)
  • coca-cola(コカコーラ)
  • costco(コストコ)
  • disney(ウォルトディズニーカンパニー)
  • exxonmobil(エクソンモービル)
  • facebook(フェイスブック)
  • gap(ギャップ)
  • GEgeneral motors(ゼネラル・モーターズ)
  • hp(エイチピー・インク)
  • IBM(アイ・ビー・エム)
  • intel(インテル)
  • mondelez(モンデリーズ・インターナショナル )
  • mcdonalds(マクドナルド)
  • microsoft(マイクロソフト)
  • nike(ナイキ)
  • P&G(ピーアンドジー)
  • pfizer(ファイザー)
  • starbucks(スターバックスコーポレーション)
  • timewarner(タイムワーナー)
  • twitter(ツイッター)
  • Tesla(ステラ)
  • visa(ビザ)
  • xerox(ゼロックス)

また、米国株に限らず、これから株式投資をスタートしたいと考えている人が、数千円の資金で国内外の株式への投資を体験できるという点で、「ワンタップバイ」は初心者の入門用ツールとして非常に優れたサービスです。

ただし、個別株への投資は初心者にとってはリスクが高い面もありますので、少額の積立投資であれば「ワンタップバイ」の「積み株」を利用するよりも、「つみたてNISA」や「iDeCo」で手数料無料の投資信託を利用した国際分散投資を行う方がコスト的にも税制面でも有利です。

この記事では「iDeCo」と「つみたてNISA」のメリットやデメリットについて説明し、これらを組み合わせて利用することで計画的に老後資金を積み立てていくための具体的な方法について解説しています。

「ワンタップバイ」は株式投資の初心者が、1000円から気軽に日本や米国の株式に投資できる「入門ツール」として利用するのがいいでしょう。

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