ウェルスナビとTHEO(テオ)の手数料割引プログラムはどちらがお得か比べてみました

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この記事では「THEO(テオ)」の手数料が最大35%オフになる「THEO Color Palette(テオ カラーパレット)」と「ウェルスナビ」の「長期割」ではどちらがお得なのかをユーザー目線で比べてみました。

会社によっては運用してくれないロボアドも

ロボットアドバイザーと言ってもサービス内容は会社によってまちまちです。ロボアドのサービスを大きく2つに分類すると、資産運用は行わずに運用商品や投資比率のアドバイスだけを行う「アドバイス型」と、ポートフォリオの提案から運用、毎月の積立投資、ポートフォリオの見直しや修正(リバランス)までを利用者に代わって全て自動で行う「投資一任型」に分類することができます。

「アドバイス型」のロボアドは運用を行いませんので手数料は無料ですが、サービス提供会社の系列会社の商品を推奨するものが大半で、利用者の立場でアドバイスをくれるサービスは極めて少ないというのが現実です。

「投資一任型」のロボアドも投資対象を国内の投資信託に限定している楽天証券の「楽ラップ」、海外ETFに限定している「THEO(テオ)」や「ウェルスナビ」、国内のETFに限定しているマネックス証券の「マネックスアドバイザー」、というようにサービスの内容は様々です。

これまでロボアドの手数料は年率1%の横並びだった

会社によって投資対象の異なる「投資一任型」ロボアドですが、何故か手数料は運用資金に対して年間1%という水準がスタンダードとなっており、THEO(テオ)、「ウェルスナビ」、といった主要なロボアドの手数料は1%の横並びの状態が長い間続いていました。

そのような中、国内ETFを運用対象とするマネックス証券の「マネックスアドバイザー」が「0.3%」という国内最安の手数料でロボアドのサービスを提供し、話題となりました。

ロボット・アドバイザーによる運用額は右肩上がりに増えてきており、2020年には1兆円~5兆円規模になるとも言われています。そして2017年10月25日にスタートしたマネックス証券の新しいロボアドであるマネックスアドバイザーはこの新市場の起爆剤となるかも知れません。

ただ、「マネックスアドバイザー」は比較的自由に利用者の判断でポートフォリオを調整できるように設計されており、「とにかく運用に関する面倒なことは全てロボアドに任せたい」という利用者に向けたサービスに特化した「THEO(テオ)」や「ウェルスナビ」のサービスとは方向性がやや異なるため、「0.3%」という格安の手数料がスタンダードになることはありませんでした。

ウェルスナビとTHEO(テオ)の一騎打ち

資産運用の全てをロボアドに丸投げできるサービスを展開している海外ETFを運用対象としたロボアドとして、「ウェルスナビ」と「THEO(テオ)」は激しいトップ争いを展開しています。

現時点での預かり資産額では「ウェルスナビ」がリードしており、「THEO(テオ)」が追いかける展開となっていますが、「THEO(テオ)」は「ウェルスナビ」との差別化戦略を展開しながら急激にその差を縮めようとしています。

「ウェルスナビ」と「THEO(テオ)」はどちらも海外ETFを運用対象としたサービスですが、運用の考え方は微妙に異なります。

「ウェルスナビ」はオーソドックスに市場の平均点を狙うインデックス運用を行っており、長期的に安定した運用を目指していますが、「THEO(テオ)」はオーソドックスなインデックス運用だけではなくプラスアルファのリターンを狙う「スマートベータ」と呼ばれる指数を取り入れています。

「スマートベータ」を取り入れているからと言っても短期間の運用結果では大きな差が出る訳ではなく、運用の優劣を判断するには少なくとも10年程度の運用期間が必要です。

「ウェルスナビ」と「THEO(テオ)」の両方のロボアドを利用している著者の感覚では、「THEO(テオ)」の方がポートフォリオのリバランス頻度(ETFの入れ替え頻度)が高く、積極的にリターンを狙っている様子が感じられます。

一方の「ウェルスナビ」は長期運用を前提にじっくりとポートフォリオを維持する姿勢が感じられ、ETFを組み替えながら「運用」するのではなく、優れたETFをバランスよく「保有」すること最優先しているイメージを強く感じます。

「THEO(テオ)」のリバランス頻度が「ウェルスナビ」よりも高くなるのは、「ウェルスナビ」が利用しているETFが厳選された7種類であるのに対して、「THEO(テオ)」が利用するETFは30種類程度あり、その組み合わせは「ウェルスナビ」が5通りであるのに対し、「THEO(テオ)」では231通りもあることが原因の一つだと考えられます。

1%というロボアドの手数料は高いのか安いのか

「ウェルスナビ」も「THEO(テオ)」も顧客から預かっている運用資産の額に対して年間1%の手数料がかかるビジネスモデルは共通です。

このビジネスモデルの特徴は顧客の運用資産が増えると自社の収益が増えますが、運用資産が目減りしてしまうと自社の収益も目減りするという点で、顧客と会社が「運用資産を増やす」という共通の目的を持つことができるという点にあります。

これまでのように金融商品を売買するたびに手数料を徴収するビジネスモデルは、顧客の損得に関係なく売買を繰り返すことで会社の収益が増えていくため、ロボアドという「時間をかけて顧客資産を増やしていく」ことを目的としたサービスでは機能しません。

日本のロボアドでスタンダードとなっている1%の手数料が高いのか安いのかという点については意見の分かれるところですが、米国の大手ロボアド「Wealthfront(ウェルスフロント)」の手数料が0.25%であるという事実から考えると、現状の国内ロボアドの手数料をやや割高だと感じる人がいても不思議ではありません。

一方で、機関投資家も利用しているハイレベルな運用を全て自動でやってくれるロボアドのサービスは、特に投資に不慣れな初心者にとって非常にありがたいサービスであり、対価として支払う手数料として1%は決して高いとは思わないという意見もあります。

割引率「最大10%」VS「最大35%」

「ウェルスナビ」も「THEO(テオ)」も顧客の運用資産が増えれば会社の収益も増えるビジネスモデルになっている訳ですから、手数料をディスカウントしても顧客の運用資産がそれ以上に増えるのであれば最終的には会社の収益も増えていきます。

そこで、「ウェルスナビ」が考え出した答えが「長期割」であり、「THEO(テオ)」が考え出した答えが「THEO Color Palette(テオ カラーパレット)」です。

両社は単純に手数料を引き下げるだけでは自社の収益を圧迫するだけの消耗戦になるため、「顧客の運用資産が増える」仕組みと手数料の割引をセットにして提案しています。

長期分散投資を前提としたロボアドの運用では、運用期間が長いほど安定したリターンが得られやすくなるという特徴があります。「ウェルスナビ」の「長期割」は利用者が長期に運用することで安定的なリターンを手にしてもらいという考えから生まれた手数料割引制度です。

「長期割」では、運用期間が6ヶ月経過するたびに手数料が0.01%(運用資産が50万円以上200万円未満)または0.02%(運用資産200万円以上)ずつ引き下げられていき、手数料が0.9%になるまで手数料のディスカウントが続きます。ただし、一度でも出金してしまうと手数料は1%に戻ってしまいますので、運用資金に手を付けることなく長期で運用し続けることが重要です。

「ウェルスナビ」の「長期割」に対して「THEO(テオ)」の「THEO Color Palette(テオ カラーパレット)」はもう少し資産運用に積極的な利用者をターゲットにしています。

ロボアドを利用して金融資産を増やしてくためには「長期」だけでは不十分であり「積立」という要素が不可欠であるというのが「THEO(テオ)」の考えであり、「THEO Color Palette(テオ カラーパレット)」による手数料割引の条件として「毎月積立投資を行っていること」、「出金しないこと」の2つを同時に満たしている必要があります。

「ウェルスナビ」では6ヶ月ごとに割引率が見直されるのに対し、「THEO(テオ)」では3ヶ月ごとに割引率が見直され、最大割引率は「ウェルスナビ」の0.1%に対して「THEO(テオ)」の割引率は最大0.35%と非常に大きくなっています(ただし、一度でも出金してしまうと手数料が1%に戻ってしまう点は両社とも同じですので注意が必要です)。

例えば、運用資産が100万円の場合、割引率は0.3%(手数料が0.7%になります)となりますので「ウェルスナビ」と比べて短期間で大幅なディスカウントを手に入れることができます。

さらに「ウェルスナビ」では割引の対象にならない預かり資産50万円未満の少額運用でも「THEO(テオ)」では0.1%の手数料割引が適用されますので少額からロボアドを利用したいというユーザーにはありがたい割引プログラムだと言えます。

◆「THEO Color Palette(テオ カラーパレット)」の手数料と基準となる運用額

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なお、「ウェルスナビ」も「THEO(テオ)」も手数料の割引があるのは本家のサービスだけであり他の企業に提供しているサービスは手数料割引の対象となっていませんので注意が必要です。

まとめ

これから金融資産を増やしていこうとお考えの若年層の皆様にとって、「ウェルスナビ」や「THEO(テオ)」のようなロボアドの利用は非常に有効な資産運用手段です。

「ウェルスナビ」も「THEO(テオ)」も海外の優れたETFを利用した高度なインデックス運用サービスを提供していますが、運用方針には微妙に違いがあることについては既に説明した通りです。「THEO(テオ)」については以下の記事で詳しく解説しています。

投資のプロである「機関投資家」が利用している最新の運用ノウハウを1万円から利用できるTHEO(テオ)が、2018年5月から国内のロボアドとしては初めてAIを搭載しました。この記事では進化がとまらないTHEO(テオ)の最新情報やTHEO(テオ)のメリット・デメリットについて解説しています。

「ウェルスナビ」と「THEO(テオ)」の運用手法についての優劣は現時点では判断できませんが、毎月の積立投資によって資産を増やしていこうとお考えの方にとっては「THEO(テオ)」の手数料割引プログラム「THEO Color Palette(テオ カラーパレット)」の方が「ウェルスナビ」の「長期割」よりも魅力的であるということは間違いなさそうです。

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