資産運用は最終的にロボアドにシフトすべき理由【ウェルスナビ・THEO(テオ)】

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ロボットの画像

現役時代は「つみたてNISA」や「iDeCo」のような非課税制度を利用した積立運用で金融資産を増やしていくのが理想ですが、60代、70代の老後資金の運用は「ウェルスナビ」、「THEO(テオ)」のようなロボアドを利用し、リスクをおさえたシンプルな運用を続けていくことをオススメします。

この記事は2020年3月14日の最新情報に基づいて加筆・修正しています。

20代、30代は「つみたてNISA」

2018年1月からスタートした「つみたてNISA」は「長期・積立・分散」という投資の3原則をベースにした非課税投資制度です。これまでの一般NISAでは最長5年間だった非課税期間が「つみたてNISA」では20年間に延長されており、一般NISAでは不可能だった長期積立運用が可能になっていることが特徴の一つです。

ただし、年間最大120万円投資できた一般NISAとは異なり、「つみたてNISA」の投資枠は年間最大40万円(月間最大3万円強)に縮小されています。これらのことからも分かるように、「つみたてNISA」は投資に回せる資金が少ないせいで、これまで投資に無関心だった若年層を主なターゲットとした長期積立投資を前提とした非課税投資制度です。

20代、30代の皆様はこの「つみたてNISA」を利用してご自身の金融資産を将来にむけて大きく育てることを是非考えて頂ければと思います。

人生のステージで考えると、なにかとお金が必要な時期であるにもかかわらず、収入が大きく増える手前の時期とも言える20代、30代では、毎月大きな金額を投資に回すことが難しいため、可能な限り高いリターンが狙える資産クラスを対象に少額でもコツコツと積立投資を続けることで金融資産の増大を目指したいところです。

20代、30代が積立投資をする場合、投資対象として最も有力な選択肢となるのは株式に投資する投資信託です。「つみたてNISA」の投資対象は金融庁が厳選した投資信託に限定されており、どの投資信託も低コストで長期運用に適したものばかりですが、最も高いリターンが期待できるのは100%株式に投資する投資信託です。

株式投資信託を選ぶ際には国内株式だではなく、日本以外の先進国の株式市場も含めた全世界を投資対象にした国際分散投資を心がけて下さい。

イメージとして、国内株式に投資するのは10%程度にしておき、日本を除く先進国に半分以上、余裕があれば新興国にも最大10%程度までなら投資してもOKです。

複数の投資信託に分散投資するのが面倒な人は「楽天・全世界株式インデックスファンド」のような全世界株投資信託を選んでおけば、世界中の株式市場に対して時価総額に比例した分散投資をリバランスの手間もかけずに低コストで行うことが可能です。「楽天・全世界株式インデックスファンド」については以下の記事でまとめてありますので是非ご覧下さい。

「つみたてNISA」は来月からのスタートですが、購入する投資信託をまだ決めていないという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、「つみたてNISA」で購入できる132本の投資信託の中から特に20代、30代の人にオススメする投資信託とその理由について解説していきます。

40代、50代は「iDeCo」も併用

「つみたてNISA」とは別に、安定的な収入が増えてくるタイミングで検討すべきなのが「iDeCo」の利用です。「iDeCo」は年金制度のひとつであり、運用益に対して課税されないという点では「つみたてNISA」と同じですが、「iDeCo」では年間の積立総額を所得から控除することができるため、「つみたてNISA」よりも大きな節税効果が期待できます。

例えば、企業年金のない年収300万円のサラリーマンが毎月2万3000円ずつ「iDeCo」で積立を行った場合、年間5万円前後の節税効果が60歳になるまで継続します。「iDeCo」と「つみたてNISA」の違いや制度の詳細につきましては以下の記事でまとめてありますので、是非ご覧下さい。

この記事では「iDeCo」と「つみたてNISA」のメリットやデメリットについて説明し、これらを組み合わせて利用することで計画的に老後資金を積み立てていくための具体的な方法について解説しています。

「つみたてNISA」よりも節税効果が高い「iDeCo」を20代、30代の積立投資の第一候補としなかった理由は換金性と口座管理料の問題があるからです。「iDeCo」は厚生労働省が管轄する年金制度であるため60歳になるまで引き出すことができません。

また、「iDeCo」の口座はマネックス証券や楽天証券などといった最安手数料の会社を選んだとしても毎年2004円、金融機関によっては年間最大7000円程度の口座管理料が60歳になるまで徴収され続けます。つまり「iDeCo」は一度スタートしてしまうと、もしも積立が不可能となる経済状態になったとしても60歳になるまで口座管理料を払い続ける必要がある上、積立てた資金を引き出すこともできないのです。

従って、ある程度の収入が安定して入る状況での余裕資金の運用先としては「iDeCo」、万一の際には取り崩す可能性のある資金の運用先としては「つみたてNISA」、使う時期が決まっている資金については定期預金で運用するのが原則となります。

60歳以降も運用を継続する

「つみたてNISA」を利用して毎年40万円を20年間積立てた場合、積立元本は800万円となります。世界経済の成長とリンクするように世界の株式市場に国際分散投資を行った場合、これまでの値動きから期待できるリターンは年率5%~7%程度ですので、800万円の資金は2倍前後に増えることが期待できます。

20代、30代でコツコツと積立投資を行った結果として、ベストシナリオでは40代、50代で1600万円前後の金融資産を形成することが理論上は可能ですが、現実的には毎月3万3000円の積立を20年間継続するのが困難な人も多いと思います。それでも仮に、毎月1万5000円を積立た場合でも730万円前後の金融資産を形成することは可能です。

「つみたてNISA」で運用した資金以外にも、60歳になれば「iDeCo」で運用した資金の受取りも可能となりますし、この2つの非課税投資制度を利用するだけで「老後資金2000万円」の問題はほとんどの方がクリアできるものと思われます。

こうして手に入れた金融資産を安全資産として銀行に預けるというのも一つの考え方ですが、人生100年時代に突入している現在、60歳という年齢は仕事からも資産運用からもリタイヤしてしまうには若過ぎるという考え方もあります。

人生の後半戦はロボアドに資金をシフト

60代以降の資産運用で最も大きなリスクは老化に伴う判断力の低下です。現役世代のうちは複数の証券会社を利用して様々な金融商品に投資しながらも、金融資産全体を細かく管理していた方であっても、60歳、70歳になってくると煩雑な作業が面倒になってきて、金融資産の管理が雑になってしまいがちです。

このような状況で頼りになるのがロボットアドバイザー(ロボアド)のサービスです。

ここでロボットアドバイザーのサービスについて簡単に説明しておきます。ロボアドを大きく2つに分類すると、投資一任契約による自動運用サービスを提供するものと、ポートフォリオの提案のみを行い、売買注文は自分で出す必要がある助言サービスのみを提供するものに分類することができます。

人生の後半戦で頼りになるのは助言サービスのロボアドではなく、自動運用サービスを提供する「ウェルスナビ」、「THEO(テオ)」のようなロボアドです。

自動運用サービスのロボアドは顧客のリスク許容度に合わせた国際分散投資によるポートフォリオを提案し、そのポートフォリオを適切に管理・運用してくれます。

ポートフォリオ運用に必要な金融商品の買付や資産配分の見直しなども全て自動で行われ、売買手数料や為替手数料などについては預かり資産の1%(現金部分を除く、年率・税別)程度の年間利用料に含まれており、それ以上のコストが発生することはありません。

保有する金融資産の一定額を手元資金として銀行に預金しておく一方で、ある程度の金融資産をロボアドで運用すれば、面倒な手間を掛けることなく金融資産を運用しながら取り崩していくことが可能となります。

ここで注意して頂きたいのはリスク許容度の設定です。20代、30代の資産運用ではある程度はリスクをとりながらリターンの最大化を狙うのが正解ですが、60代からの運用は「守りの運用」が基本となります。

ロボアドではリスク許容度を簡単に変更することができますので、なるべく小さなリスクで安定的なリターンを狙う運用がオススメです。

60歳を過ぎたらウェルスナビやテオが安心

積立投資の前半戦でロボアドを利用するなら、国内最安の手数料で利用できるマネックス証券の「マネックスアドバイザー」を利用したアクティブな運用もいいのですが、60歳を超えたら「ウェルスナビ」や「THEO(テオ)」のようなシンプルなロボアドへのシフトも検討してみてはいかがでしょう。

◆マネックスアドバイザー

「マネックスアドバイザー」は国内の厳選したETFに投資することで国際分散投資を実現する自動運用タイプのロボアドで、利用料が運用資産に対して0.3%と国内最安の設定になっています。

国内のETFが投資対象ですので直接的な為替リスクや両替手数料などが発生することなく世界中の資産クラスに分散投資することが可能です。いくつかの簡単な質問に回答するだけでリスク許容度を計算し、適切なポートフォリオを提案してくれます。

「マネックスアドバイザー」の面白いところはリスク許容度だけではなく、世界的な資産運用会社として実績のあるブラックロック社やマネックス証券が提案するマーケットの見通しをポートフォリオに反映させることができることです。

「マネックスアドバイザー」は「ウェルスナビ」や「THEO(テオ)」のように海外のETFには投資しませんので、東京市場でリアルタイムな運用が可能です。60歳を過ぎてもアクティブにリアルタイムな運用を楽しみたい方は、資産の一部を「マネックスアドバイザー」で運用してみてもいいかも知れません。

もちろん特定口座で利用することができますし、貸株サービスを利用してETFの評価額に対して0.1%の貸株金利を得ることも可能です。「マネックスアドバイザー」については以下の記事でくわしく解説しておりますので是非ご覧下さい。

ロボット・アドバイザーによる運用額は右肩上がりに増えてきており、2020年には1兆円~5兆円規模になるとも言われています。そして2017年10月25日にスタートしたマネックス証券の新しいロボアドであるマネックスアドバイザーはこの新市場の起爆剤となるかも知れません。

◆ウェルスナビ・THEO(テオ)

60歳を過ぎてからの資産運用では「ウェルスナビ」や「THEO(テオ)」に運用資金をシフトしていくのが最も安心です。「ウェルスナビ」も「THEO(テオ)」も自動運用タイプのロボアドで、米国のETF(上場投資信託)を利用した国際分散投資を行います。

「ウェルスナビ」も「THEO(テオ)」も低コストな海外ETFに投資すること、ポートフォリオの構成が非常にシンプルで分かりやすいこと、特定口座に対応しており確定申告が不要なこと、スマホ専用アプリで運用状況がワンタップで確認できること、リバランスや配当金の再投資なども全て自動で行ってくれることなど、あらゆる面でシンプルな設計となっており、管理に手間がかかりません。

「ウェルスナビ」、「THEO(テオ)」の年間利用料は為替手数料、ETFの売買手数料などの全てのコストを含めて預かり資産の1%(現金部分を除く、年率・税別)となっていますが、「ウェルスナビ」では長期割、「THEO(テオ)」カラーパレットという手数料の割引制度があります。ご興味のある方は以下の記事で詳しく解説していますので是非御覧ください。

この記事では「THEO(テオ)」の手数料が最大35%オフになる「THEO Color Palette(テオ カラーパレット)」と「ウェルスナビ」の「長期割」ではどちらがお得なのかをユーザー目線で比べてみました。

最後に「ウェルスナビ」と「THEO(テオ)」の違いについて、実際に利用している私の感想を申し上げますと、可能な限りシンプルな運用を実践しようとしているのが「ウェルスナビ」、可能な限りリターンを高めるためにきめ細やかに運用しようとしているのが「THEO(テオ)」というイメージです。

例えば30万円程度の運用資金であれば、「ウェルスナビ」では6銘柄の海外ETFを利用したポートフォリオになりますが、「THEO(テオ)」では13銘柄の海外ETFを利用したポートフォリオになります。リバランスも「THEO(テオ)」の方が高頻度で行っており、個人で運用できるレベルを遥かに超えた運用を行っているように感じます。

現在までのところ、リターンに関して驚くほどの差はありませんので、長年の実績があるシンプルな運用をお好みの方は「ウェルスナビ」、AIを利用するような最新の運用ノウハウを取り込んだ細かな運用がお好みの方は「THEO(テオ)」を選べるといいでしょう。

まとめ

60歳を過ぎたら銀行口座と「ウェルスナビ」や「THEO(テオ)」のようなロボアドだけのシンプルな資産管理にシフトしていくことで、金融市場に大きな動きがあっても素早い対応が可能となります。

年齢と共に運用リスクを小さくしていく作業もスマホアプリでリスク許容度を変更するだけで簡単にポートフォリオの見直しを実行することができます。

「ウェルスナビ」は10万円、「THEO(テオ)」は1万円から利用できますので、余裕のある方は人生の前半戦でロボアドの使い方をマスターしておきましょう。

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