マネックス証券の新「ロボット・アドバイザー」が優秀過ぎてラップ口座は涙目

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ここ数年、コンピュータプログラムが個人資産の運用を提案してくれるサービス(ロボット・アドバイザーあるいはロボアド)が浸透してきています。

ロボット・アドバイザーによる運用額は右肩上がりに増えてきており、2020年には1兆円~5兆円規模になるとも言われています。

そして2017年10月25日にスタートしたマネックス証券の新しいロボット・アドバイザー「マネックスアドバイザー」はこの新市場の起爆剤となる可能性があります。

この記事は2018年8月23日の最新情報に基づいて加筆・修正しています。

アドバイス型と投資一任型の違い

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一般的にロボット・アドバイザーは2種類に分類されます。投資一任契約を結んで運用まで自動で行う投資一任型と、分散投資のためのポートフォリオ(何に対してどれ位の比率で投資していくのがいいのか)の提案だけをするアドバイス型です。

アドバイス型の中にはロボット・アドバイザーという名前をつけただけのいいかげんなサービスも多く、どうでもいいような質問(「野良猫にエサをあげるかあげないか」、「ソファーに座るなら窓際か中央か」など)に答えさせて自社グループの商品を提案する「なんちゃってロボット・アドバイザー」が数多く存在しています。

アドバイス型のロボアドは無料サービスですから興味のある方は試してみてもいいと思いますが、個人的には時間の無駄だと思います。せっかくロボアドを利用するなら投資一任型のものから選ぶことをお勧めします。

投資一任型のロボアドは、巨額の資金を運用している機関投資家が利用しているアルゴリズムとほぼ同じものを利用しており、世界中の株式、債券、不動産といった複数の資産クラスに分散投資を行います。

以前であれば数億円程度の資金からしか利用できなかった国際分散投資が、ロボアドを利用することで数万円からでも利用できるようになったことで、今後のロボアド利用者数は急激に増えることが予想されています。

ロボット・アドバイザーの魅力とコスト

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少額のコストで運用の全てを任せる

ロボット・アドバイザーのターゲット層は「投資に興味はあるけど詳しくない人」「投資のことを勉強したいんだけどそのための時間がない人」「まとまった金額ではなく少額を手間を掛けずに運用したい人」という人たちが該当します。

ロボット・アドバイザーの魅力は、PCやスマホを利用していくつかの簡単な質問に答えるだけで何にどれくらい投資するのがいいかを教えてくれるだけでなく、そのまま自動でバランスを調整しながら運用し続けてくれることです。

このようにロボット・アドバイザーは素晴らしいサービスなのですが、ロボット・アドバイザーの利用にはコストが発生します。ただし、ロボット・アドバイザーによる資産運用では、金融商品を売買する度に手数料を徴収することはありません。このような売買手数料の徴収方法では利用者の資産が増えても減っても、売買さえ行なえば会社が儲かってしまうからです。

そこでロボット・アドバイザーの手数料は、運用資産に対して年間数%の手数料を徴収するシステムとなっており、運用によって資産が増えれば手数料が増え、資産が減少すれば手数料も少なくなる方式を採用しています。現在までのところ、国内のロボット・アドバイザーによる自動運用で必要となる手数料は運用資産に対して年率1%というのが標準的な手数料となっています。

年間1%のコストは決して高くはない

ロボアドの年間1%という手数料を高いと考えるか、安いと考えるかは、その人の投資経験、投資に割くことができる時間、投資できる資金の大きさ、投資に関する知識などによって異なります。

自分で資産運用について勉強し、自ら情報を集めて市況を分析した上で運用対象を絞り込み、定期的にそれを見直すという作業をする能力と時間があり、少なくとも1000万円以上の資金を運用しようと考えている人にとって、年間1%の手数料は少し高いと感じるかも知れません。

それとは逆に、投資については初心者の人、投資にかける時間がない人、まずは少額の資金から運用をスタートしたい人、自分は何もせずに機関投資家と同等の高度な国際分散投資による運用を全て自動で行ってもらいたいと考えている人にとって、年間1%の手数料は非常に安いと感じるかも知れません。

実際にロボアドで行っている運用を自分で同じ様に行う場合、証券会社に支払う売買手数料や海外のETFなどに投資する際の両替手数料だけを考えても、運用資産が1000万円以下ならばロボアドよりも高い手数料を支払う結果になります。

国内で普通に販売されているアクティブ運用の投資信託に投資すると、年間の運用コストとして徴収される信託報酬は1%~3%程度となることを考えれば、ロボアドの手数料は決して高いとは言えない水準なのかも知れません。

最近ではTHEO(テオ)のようにAI(人工知能)を搭載したロボアドも登場してきており、1%の手数料が安く感じられるような高度な運用を行うようになってきています。

投資のプロである「機関投資家」が利用している最新の運用ノウハウを1万円から利用できるTHEO(テオ)が、2018年5月から国内のロボアドとしては初めてAIを搭載しました。この記事では進化がとまらないTHEO(テオ)の最新情報やTHEO(テオ)のメリット・デメリットについて解説しています。

マネックスアドバイザーは僅か0.3%

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国内最安0.3%を更に引下げることも

これまでのロボアドの手数料は1%というのが一般的な水準でした。これに対して10月25日からスタートした「マネックスアドバイザー」は手数料が0.3%という、これまでに例のない低い水準まで引き下げられています。

更に、「マネックスアドバイザー」が投資対象としているのは国内に上場しているETF(上場投資信託)ですので、マネックス証券が提供している「貸株サービス」が利用でき、ETFの評価額の0.1%の金利を受け取ることも可能です。「マネックスアドバイザー」で利用できる貸株金利につきましては以下の記事で詳しく解説しておりますので是非ご覧下さい。

国内最安手数料で話題となっているマネックス証券が提供するロボアド「マネックスアドバイザー」は日本のロボアドで唯一、運用額に対して0.1%の貸株金利を受け取ることができることをご存知ですか。貸株サービスを利用することのより、「マネックスアドバイザー」の実質手数料は0.2%になります。

このようにマネックス証券の貸株サービスを利用すると、「マネックスアドバイザー」の実際のコストは、手数料の0.3%からETFの貸株金利である0.1%を差し引いた0.2%にまで引き下げることが可能なのです。

国内ETFのみに投資する唯一のロボアド

また、運用対象がブラックロックが手がける「iシェアーズETF東証上場シリーズ」の7本であることも非常に大きな差別化要因となります。

日本ではブラックロック社のことをご存じない方もいらっしゃるかと思いますが、ブラックロック社は世界最大規模の資産運用会社であり、グループ全体での運用資産は約600兆円となっており、この額は日本のGDPを上回ります。「マネックスアドバイザー」の運用対象はこのブラックロック社が日本国内で手がける信頼できるETFに限定されています。

現在の日本のロボット・アドバイザーのほとんどは運用対象として米国市場に上場するETFを利用しており、外国為替市場の影響をダイレクトに受けるため、「ドル評価では利益が出ているのに、日本円評価では損失が発生している」というような現象が発生します。

日本円で取引できる東証上場のETFに投資する「マネックスアドバイザー」では為替相場の影響を直接的には受けないため、初心者にもわかりやすい設定となっており、初回設定金額も5万円からというハードルの低さも魅力です。

複利効果を狙った「スマート積立」

また、ポートフォリオ運用を行う場合、時間の経過に伴って資金配分比率が崩れてしまうことから定期的に正しい比率に戻す「リバランス」という作業が必要となります。

一般的に行われている「リバランス」とは、値上がりした資産を売却し、売却によって得た資金で値下がりした資産を買い足します。ただし、このような「リバランス」を行うと、値上がりした資産を売却した時に発生する利益に対して税金が差し引かれてしまい、運用資産が目減りすることによって長期投資で大切な「複利効果」が発揮できなくなってしまいます。

「マネックスアドバイザー」では上記のような売買によって「リバランス」を行うのではなく、積立時に値上がりしている資産よりも値下りしている資産を多目に購入することで「リバランス」を行う「スマート積立」という独自機能を搭載しており、税金による運用資産の目減りを防止しています。

「スマート積立」については以下の記事で実際の取引画面をお見せしながら詳しく解説しておりますので、ご興味のある方は是非ご覧下さい。

「マネックスアドバイザー」によるテスト運用をスタートして1ヶ月が経過しました。今回は積立時に自動で各資産クラスごとの購入比率を調整し、税金を発生させずにリバランスを行う「スマート積立」の有効性について検証していきます。

ラップ口座 VS ロボットアドバイザー

ラップ口座とは証券会社が富裕層に向けて提供している投資一任契約による運用サービスです。従来は数億円単位の資金を持つ富裕層がサービスの対象でしたが、最近では小口化されてきており、ラップ口座のシェアで25%を持つ大和証券では最低利用金額が300万円まで引き下げられています。

近年、投資信託の回転売買を金融庁から指摘された証券会社はラップ口座にお金を集めて年間2%~3%の手数料(信託報酬も含めた総額)を受け取る戦略に出ています。業界全体の契約資産残高は2018年3月末で約8兆億円、大手都市銀行の参入などもあり、この分野での競争はこれから更に本格化していくものと予想されます。

2013年あたりから急速に預かり資産を増やしてきているラップ口座は2018年9月末には8兆円を超える規模となり、大手金融機関の収益の柱となりつつあります。この記事ではファンドラップ大手のランキングやシェア、提供するサービスの特徴、ファンドラップ口座のメリット、デメリットなどについて解説しています。

ところが、ラップ口座で提案されるポートフォリオとロボットアドバイザーで提案されるポートフォリオのパフォーマンスに手数料ほどの差があるのかという疑問に明確に答えられるデータがなかなか見当たらないというのが現実です。

例えば、ロボットアドバイザーの分野で「預かり資産」、「ユーザー数」、ともにNo.1の地位を獲得しているウェルスナビでは、大和証券のファンドラップ口座のサービスと同様の投資一任契約による運用サービスを大和証券の半分以下の1%の手数料で提供しています。

最低利用金額も大和証券の300万円に対して10万円からとなっており、気軽に機関投資家と同じレベルの世界分散投資をスタートすることができます。ウェルスナビのサービスの詳細は以下の記事にまとめてあります。

数あるロボアドのサービスの中で、ウェルスナビは預かり資産、利用者数においてNo.1のトップブランドであることは間違いありません。今回はウェルスナビのサービスの特徴や、ウェルスナビのメリット・デメリットについて解説していきます。

更に、マネックス証券が提供する「マネックスアドバイザー」の手数料は国内最安手数料となる「0.3%」です。

ラップ口座を利用して最低でも300万円という大きな資金を毎年2%~4%程度の高いコストを支払って投資するよりも、「マネックスアドバイザー」を利用して0.3%のコストで運用していく方が、長期的に見た場合、パフォーマンスは高くなるものと考えられます。

「マネックスアドバイザー」は5万円から利用できますので、まずは気軽に国際分散投資にトライしてみてはいかがでしょう。

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・スポンサーリンク|著者が利用しているロボアド

 

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マネックスアドバイザー(国内最安手数料「0.3%」のマネックス証券のロボアド)

 

 

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