ロボアドベスト6を比較!ポートフォリオから見えるロボアドの個性

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ロボアドの数が増えてきて、どのロボアドを選んでいいのか迷う人も増えてきています。いっそのこと「ロボアドを選ぶロボアドがあればいいのに」なんて考えていたりしませんか?

今回の記事では皆さんがロボアドを選ぶ際の参考としてい頂くため、主要な6つのロボアドが提案するポートフォリオを比較し、それぞれのロボアドの個性を浮き彫りにしてきいます。

人はロボアドに何を期待するのか

お金を預金していてもATMを時間外に利用しただけで金利なんて消えてしまう今、小さなリスクには目をつぶってでも将来に向けて資産を増やしていきたいと考える若年層が増えてきています。

◆証券会社に足を運ぶのは面倒

そうは言うものの、実際に資産を増やすと言ってもいきなり証券会社に足を運ぶ勇気も暇もないという人が多いと思います。仮に証券会社に行ったとしても、窓口のお姉さんに適当な投資信託や訳の分からない外貨建て債券などを勧められるのがオチだということは事前に想像がつきます。そもそも現時点では資産と呼べるほどの元手もないという人にとって資産運用などまだまだ先の話だと考えたとしも不思議なことではありません。

◆非課税制度の利用は進まない

しかし政府はここ数年来、個人が健全な金融商品に投資することによって将来に向けて資産を形成していくことを後押しする政策を立て続けに打ち出してきました。「iDeCo」や「NISA」などの非課税制度や来年からスタートする「つみたてNISA」などといった少額の資金をコツコツと積立てていく制度を利用すれば、非課税という強力な武器で比較的簡単に資産を形成していける環境は整ってきています。

この記事では「iDeCo」と「つみたてNISA」のメリットやデメリットについて説明し、これらを組み合わせて利用することで計画的に老後資金を積み立てていくための具体的な方法について解説しています。

このように制度としての後押しは整備されているにもかかわらず、「iDeCo」にしても「つみたてNISA」にしても認知度はまだまだ低く、若年層にとって資産運用のハードルは依然として高いままになっています。若年層が投資に二の足を踏む最大の原因は、結局のところ「投資ってなんだかややこしそうだし面倒くさい」という投資に対するネガティブなイメージです。よく理解できない年金制度を打ち出しただけでは「笛吹けど踊らず」という状況が続くだけなのかも知れません。

◆若年層は節税よりもロボアドに注目

ところがロボアドの登場によってこのような状況に変化が出てきました。ロボアドは面倒なイメージの強かった資産運用を1万円からのお任せ運用という新しい形で提供してくれます。スマホを片手にわずか数分で高度に計算された国際分散投資を全自動のお任せ運用で提供してくれるロボアドサービスの登場が若年層からの注目を集めたことは当然だったと言えるでしょう。

独立系ロボアドのTHEO(テオ)のホームページによると彼らのロボアドサービスを利用している顧客の89%が「ほぼ投資未経験者」で、利用者の過半数が20代から30代、40代を含めると80%を占めるということです。ロボアドの利用者は決して大儲けを期待している訳ではなく、市場の平均値程度の運用利益でいいからなるべく資産運用に手間をかけたくないのです。

ロボアドの運用に個性はあるのか

どのロボアドも市場の平均程度の運用益を期待されているのであれば、全てのロボアドが似たような運用になるのではないかと考える人も多いかと思いますが、果たしてそれはどうなのでしょうか。

ここではTHEO(テオ)、ウェルスナビ、マネラップ、楽ラップ、投信工房、マネックスアドバイザーの6つのロボアドが提案するポートフォリオの資産クラスごとの分配比率を比較していきます。「30歳、資産運用の経験が5年未満、年収300万円、金融資産300万円、毎月1万円の積立て」という条件で、リスク許容度がなるべくミドルになるようロボアドからの質問に答え、各ロボアドに運用計画を作らせた結果を比較していきます。

◆株式比率の比較

 国内株式外国株式株式合計順位
マネラップ(MSV-LIFE)20%15%35%5
投信工房11%21%32%6
楽ラップ20.6%32.7%53.3%3
マネックスアドバイザー25.4%25.6%51%4
THEO(テオ)64%64%1
ウェルスナビ57.1%57.1%2

株式比率が最も高いのはTHEO(テオ)の64%、次がウェルスナビの57.1%と独立系ロボアドはリスク許容度をミドルに設定している割には積極的な運用姿勢が目につきます。独立系2社は国内株式と外国株式という分類はしていないため比較はできませんが、マネラップを除く3つのロボアドは国内株式よりも外国株式の比率が高めになっています。

日本のロボアド市場における先駆者のひとつであるウェルスナビは既に預かり資産が300億円を超え、国内最大級のロボアドサービス業者だと言えます。この記事ではウェルスナビのライバルとして肩を並べるテオ(THEO)と比較しながら両社の人気機能をチェックしていきます。

投信工房は外国株式を優先し、マネラップは国内株式を優先して組み入れている点も見逃せませんが、ここには記載していませんが、投信工房では外国株21%のうち新興市場に8%を組み入れており、マネラップとウェルスナビの5%と比べると、アクディブな分配比率になっています。

◆債券比率の比較

 国内債券外国債券債券合計順位
マネラップ(MSV-LIFE)28%32%60%1
投信工房11%42%53%2
楽ラップ4%33.7%37.7%4
マネックスアドバイザー43.8%43.80%3
THEO(テオ)29%29%5
ウェルスナビ0%5%5%6

マネラップの債券比率が60%なのはマネラップのロボアドが他のロボアドとは異なる思想で開発されたものだからです。マネラップは目標達成型のロボアドで、最初に積立目標金額を決めてから運用プランを提案しますが、目標達成確率が90%程度の手堅いプランしか提案しないのです。そういう手堅さが債券比率の高さとして顕著に表れています。

マネックス証券が国内最安の手数料で提供する「マネックスアドバイザー」のリリースを前に、先発のロボアドとして人気のあるマネラップ(MSV LIFE)のサービスを、ライバルである楽ラップと比較しながら解説していきます。

やはり、債券比率で注目すべきはウェルスナビの5%ですね。ここまで見たところでは、ウェルスナビはミドルリスクの割には債券での守りを捨てて株式運用で勝負に出ているというアクディブな運用に見えますが、下の表をご覧頂ければお分かりの通り、コモディティ(主にGold)に10%投資していますので全く守っていないという訳ではありませんのでご安心を。

 現金等コモディティ順位
マネラップ(MSV-LIFE)0%0%4
投信工房0%5%2
楽ラップ3%0%4
マネックスアドバイザー0%0%4
THEO(テオ)0%4%3
ウェルスナビ0%10%1

◆REIT比率の比較

 国内REIT外国REITREIT合計順位
マネラップ(MSV-LIFE)0%5%5%4
投信工房5%5%10%1
楽ラップ6%6%3
マネックスアドバイザー4%2%8%2
THEO(テオ)2%2%6
ウェルスナビ5%5%4

REITへの投資は投信工房が最も積極的で国内、外国ともに5%ずつの分配率となっています。投信工房は国内の株式には11%しか投資せずに新興国の株式、内外のREIT、コモディティなどといった比較的投資コストの高いものに投資しつつ、53%は債券で守るという戦略です。

このように投資コストの高い投資先を選択できるのは投信工房がアドバイスタイプのロボアドであり、利用手数料がゼロだからです。他のロボアドは全て投資一任契約タイプの自動運用ですので利用手数料が1%(マネックスアドバイザーのみ0.3%)かかりますが、投信工房は売買の際に発注ボタンを押す必要がある分だけ手間がかかるため利用手数料が無料になっています。

利用料が無料のロボアドサービスは役に立たないものがほとんどですが、松井証券の「投信工房」だけは私の周りでも利用している人が意外に多いこと驚いています。そこでこの記事では松井証券の無料ロボアドである「投信工房」のサービスをチェックしていきます。

ロボアドは個性を理解して選ぶ

このようにロボアドには資産クラスごとの分配比率ひとつをとっても個性があり、利用手数料やリバランスのやり方、積立ての方法などといった様々な違いがさらに個性を強くしています。

ロボアドのサービスを選ぶ場合、自動リバランス機能の有無を選択の基準として考える人が増えています。リバランスの方法や頻度はロボアドによって異なりますが、どのような方法で、あるいはどの程度の頻度でリバランスするのがいいのでしょうか。各社のロボアドのリバランスを比較してみました。

ロボアドは感情に左右されずに一貫した理論に基いて運用を行うため、長期の積立て投資には非常に適していると考えられます。そのためロボアドとの付き合いは長くなることが予想されますので、それぞれのロボアドの個性をよく理解した上で自分にピッタリのロボアドを選ぶことができるといいですね。

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ウェルスナビ       (預かり資産・運用者数 国内シェアNo.1のロボアド)

THEO         (リターンにこだわるAI搭載の最先端ロボアド)

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