誰も教えてくれない定年退職前の男性が準備しておくべき最も大切なこと

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釣りを楽しむ老人の画像

サラリーマンの人が結婚し、子どもがある程度成長してくると、定年退職後の人生について考え始める人が増えてきます。独身主義を貫く人は現実的なプランを立てて行動している人が多いようですが、結婚して家庭を持っている男性の考えるプランは現実離れしたものになりがちです。今回は、定年後も幸せな家庭を維持していくために今から男性が準備すべきことについて解説していきます。

「家内とのんびり過ごす」は幻想

定年退職を前にした男性サラリーマンに定年退職後のプランを聞くと、必ず帰ってくる返事のひとつに「家内とのんびり過ごす」というのがありますが、残念ながら奥様はそんなことを望んではいません。

あなたが会社で自分のポジションを確立していたように、奥様もご近所や学校、職場などで苦労しながら人間関係を構築して自分のポジションを確立しています。あなたが退職して時間ができたからといって、そこにあなたが入り込む余地はありませんし、あなたの時間に奥様が付き合う義理もないのです。

退職して時間ができたことで旅行や外食などのイベントを企画するのはいいことですが、それ以外の時間についてはこれまでと同じように奥様が自分の時間として過ごせるような配慮が必要です。

日中は家にいないことが大切

退職してしばらくの間は家でのんびりと過ごすことは悪いことではありません。部屋の模様替えや不要になったものを処分して新しい生活を始める準備をするにはそれなりの時間が必要かも知れません。しかし、ある程度の時間が経過したら日中は家を空けるようにしましょう。

「自分の家にいて何が悪い」と思われる方もいらっしゃると思いますが、これまで昼間の家は奥様の家でだったことを忘れてはいけません。奥様がお友達の家に招かれたら、次は自分の家にお友達を招くのが礼儀というものですが、あなたが日中家にいるとお友達は遠慮してしまいます。

また、あなたが家にいることで、奥様はあなたの昼食の準備をしなければなりません。これまでは前日の夕食の残りや子どものお弁当の残りなどで適当にお昼を済ませていた奥様が、あなたが家にいるせいで、毎日昼食の準備をしなければならなくなるのは非常に大きなストレスとなります。

「お昼は適当に済ませておいてね」と言い残してお友達とランチに出かけることができるような夫婦関係だとしても、これまで一人でのんびりと家で過ごせたことから比べれば、あなた家にいることはストレスの一つになってしまいます。

定年退職前に自分の居場所を確保する

このように定年退職した後の生活において、あなたには朝食を食べてから夕食までの時間を過ごせる家以外の場所が必要となります。自分の趣味やボランティア活動などで日中を有意義に過ごせるプランがあるなら今からしっかりと準備を進めておきましょう。

定年退職後に始めた趣味は続かないという話を耳にするこも多いのですが、現役時代の忙しい時期であってもなんとか時間をやりくりして楽しみたいと思える趣味と、暇だから始める趣味とでは熱量に差があるのは当然のことかも知れません。退職後は趣味に生きるという人は、今のうちから没頭できる趣味を見つけておきましょう。

定年退職後の時間の使い方が思いつかないという人にとって、健康上の問題がないのであれば「働く」という選択が最も合理的な時間の使い方です。お金のためではなく、自分の居場所をつくるにために、定年退職後も働くことを今から考えてみてはいかがでしょう。

今のうちにセカンドキャリアの準備を

定年退職後に必要な生活費の準備についてはiDeCoやつみたてNISAなどの非課税制度を利用した長期積立てによる国際分散投資を積極的に利用していきましょう。iDeCoやつみたてNISAを利用した老後資金のつくり方については以下の記事にまとめてありますので是非ご覧下さい。

この記事では「iDeCo」と「つみたてNISA」のメリットやデメリットについて説明し、これらを組み合わせて利用することで計画的に老後資金を積み立てていくための具体的な方法について解説しています。

このような制度を利用することによって、公的年金だけでは不足しがちな老後の資金を積立てていくことはとても大切なことですが、豊かな老後を過ごすためには60歳以降もある程度の収入を生み出すための仕組み作りをしておくことも必要です。

毎月数万円程度の金額でいいので、自分が得意なことや好きなことを仕事にすることでお金を稼ぐ仕組みを作っておきましょう。幸いにもネット上では好きなことをや得意なことをお金に変える仕組みが整ってきています。ココナラやランサーズといったクラウドソーシングサービスを今から少しずつ利用してみて自分のもっているスキルとの相性などをチェックしておきましょう。

自分には売り物になるようなスキルがないという人は今のうちに自分に合ったスキルを身に付けるために学校に通うなどの方法もありますし、お金を生み出すものに投資するという選択肢もあります。ある程度軌道に乗っているビジネスを買い取る方法や、家賃収入を得るためにサラリーマンである今のうちに銀行からお金を借りてマンションなどを購入するというような方法もあるのかも知れません。

今から副業にチャレンジする

売り物になるスキルを身に付ける最も簡単な方法は今のうちから副業にチャレンジし、時間をかけてスキルを育てていくことです。サラリーマンがやる副業は大きな元手がいらないものを選び、向いていないと思ったらすぐに撤退できるものでなければいけません。誰かと共同でやるようなビジネスは後々トラブルになるこが多いので、自分ひとりでやれるものを選ぶか、スポンサーに徹するかのどちらかを選びましょう。

可能であれば、現在の仕事で手に入れたスキルが活かせる副業がいいのですが、やってみたかったことや好きなことを選ぶことによって楽しみながら取り組むという方が長続きしやすいかも知れません。

定年退職した瞬間から、あなたは何の肩書もない無職の人間となってしまいます。誰かと会っても交換する名刺もなく、ある意味では社会的信用さえも失ってしまうのです。退職後は家にもいる場所はなく、日中は街をブラブラして過ごすようなセカンドライフにならないようにするためには、今から会社という後ろ盾がなくても稼げるスキルや仕組みを作り上げておく必要があります。

まとめ

人生100年時代がやってきます。65歳からの年金をあてにしても尊厳に満ちた老後生活を送ることは困難です。現役時代の蓄えで金銭的な準備ができていたとしても、定年退職してからの自分の居場所を確保するためには今から準備が必要です。

現役時代のようにハードに働く必要はありません。自分のやりたいこと、好きなこと、得意なことをビジネスにしていく方法について今のうちから考えてみることは、自分の市場価値を客観的に評価する良い機会となるでしょう。自分の市場価値が高ければ会社に依存しなくても稼ぐ方法はいくらでも見つかるはずですから、自分に合ったマネタイズの方法を今から検討しておきましょう。