つみたてNISAやiDeCoの積立日ランキング|1位は「1日」2位は「月末」だった!

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2月25日の日経新聞によると、松井証券における投資信託の積立投資において、最も多くの人に設定されいる積立日は「1日」であり、SBI証券でも「1日」が最も多いそうです。東京株式市場では20ヶ月連続で月末の日経平均株価よりも月初の日経平均株価の方が高い現象が続いており、積立日との関係が噂されています。

「1日」の積立は上昇トレンド向き

「つみたてNISA」の積立日に関する記事『「つみたてNISAの積立日は何日にすればいいのか?」という質問に回答します』でお伝えしました通り、上昇トレンドのマーケットでは「1日」に積立てるのが有利であり、下降トレンドのマーケットでは「月末」に積立てる方が有利です。

上昇トレンドのマーケットで「1日」に積立てるのが有利な理由は、上昇が続くマーケットでは1日でも早く購入しておくことで安い価格で購入できる可能性が高くなり、運用期間も長くなりますのでリターンが大きくなる可能性も高くなるからです。

「つみたてNISA」の利用者はこれまでの一般NISAに比べると若い人の比率が高く、利用者の半分以上が20代~30代です。このような若年層が老後の資金を形成する手段として「つみたてNISA」や「iDeCo」などを利用して積立投資を行っている訳ですから、当然ながら彼らは長期的な上昇トレンドのマーケットを前提にした投資行動をとっているはずです。

従って、上昇トレンドで有利な「1日」に積立日が集中することは不思議なことではありませんが、単純に「きりが良いから」という理由や、自動引き落とし先の金融機関に確実にお金があるのが「1日」だからという理由も多少はあるのかも知れません。

「月末」の積立は下降トレンド向き

下降トレンドのマーケットでは月末に積立てる方が有利になる理由は、積立日を遅くする方が買い付け価格が低くなる可能性が高くなり、上昇に転じた際のリターンが大きくなるからです。

今回の松井証券の調査結果では積立日の設定の第二位は「月末」でしたが、「1日」を積立日として設定している人の数を100とすると、「月末」を積立日にしている人の数は75となっており、かなり差をつけられています。

「1日」と「月末」は1日の差しかなく、ほぼ同時であると考えることもできますが、「月末」に積立日を設定するということは、実は営業日の都合によって月によって27日、28日、29日、30日、31日とバラバラな日付で積立を行うことになります。

積立投資の運用実績などについて過去のデータから何かを計算しようとする際に、積立日のバラつきによってシンプルな計算ができなくなる恐れがあり、そのことが「1日」と「月末」を選ぶ人の数の差となっている可能性も考えられます。

もっと単純に考えると、「月末」に積立日を設定している人は、給料が振り込まれる20日から月末までの期間にあらゆる支払いを済ませてから新しい月を迎えたいという几帳面なタイプの人なのかも知れません。

積立日ランキング「TOP10」を発表

今回の松井証券の調査による積立日ランキングの1位から10位までは以下の通りとなっています。

第1位:「1日」
第2位:「月末」
第3位:「10日」
第4位:「25日」
第5位:「15日」
第6位:「20日」
第7位:「5日」
第8位:「27日」
第9位:「26日」
第10位:「28日」

ご覧になって頂くとよく分かると思いますが、積立日は25日から1日に集中しており、これらの期間を除くと5日、10日、15日などのいわゆる「五十日」(「ごとび」あるいは「ごとおび」と読みます)がTOP10にランクインしています。25日も月末も「五十日」であることを考えると、全ての「五十日」がTOP10にランクインしていることになります。

ちなみに「五十日」とは企業や商店などでの決済期限や給与の支払日として設定されることが多い日であり、金融機関の窓口が混雑したり、道路が混んだりする現象が見られます。

ランキングからの考察とご提案

積立日のTOP10を見て分かることは、多くの積立投資家は給料が支給された日から翌月の1日までに積立日を設定しており、マーケットのトレンドなどを加味して積立日を決めている訳ではなさそうです。

積立日を選択する理由としては「キリの良さ」が重視されており「1日」、「月末」、「五十日」だけで上位1位から7位までを独占しています。

積立が集中する日は必要以上に高値で買い付けることになる可能性があり、現実として東京株式市場では20ヶ月連続で月末の日経平均株価よりも月初の日経平均株価のほうが高い現象が続いています。

このようなことから考えると、現在「1日」を積立日に設定している人は積立日を変更した方がいいのかも知れません。ちなみに私の「つみたてNISA」の積立日の設定は投資信託ごとに異なった積立日を設定しており、7日、8日、9日の3回に分けて積立を行っています。

マーケットの動きはランダムだと考える人にとっては、積立日が「1日」でも「月末」でもリターンに変化があるはずはないので、気にする必要はないのですが、みんなが買う日は避けて買いたいと考える人は今回の調査結果を参考に積立日を再考してみてはいかがでしょうか。