月1000円からの積立投資を成功させるコツ

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将来のことを考えてコツコツとお金を蓄えることはとても重要です。ただ、ある程度のお金が貯まったら、毎月少しずつでいいので貯蓄ではなく投資に回して行きましょう。

投資を初めてする人にとって、投資って怖いイメージがあるかも知れませんが、毎月1000円程度の投資なら多少のリスクがあっても怖くはないですよね。

これまで毎月1万円ずつ貯金してきたのであれば、貯金に9000円、投資に1000円という感じでスタートするのであれば、毎月のお金のやりくりはこれまでと同じですので新たな負担なくスタートできます。

この記事では少額からの積立投資を成功させるために知っておくべき少額投資のコツについて解説していきます。

投資をする前に確認すべきこと

あなたが投資を始める前にご自身の貯蓄状況について確認してみて下さい。金利が1%を上回る借入金があるなら、借入金の返済をしてから投資について改めて検討しましょう。

特にクレジットカードの支払いがリボ払いになっている状態というのは高い利息で借金をしているのと同じ状態です。そんな状態では投資どころの話ではありませんので最優先でリボ払いを完済して下さい。

借入金がない人は貯金の金額を確認して下さい。もし、何かの理由で現在の収入が途切れたとしても3か月程度は今の生活を維持できるだけの貯金があるのが理想的です。

3か月あればあせらず就職活動ができます。万一、3か月経っても再就職先が見つからなくてもサラリーマンやOLなら失業の3か月後からは失業給付金の支給が開始されます。失業給付金は少なくとも3か月間は支給されますのでそれまでの3か月を乗り切るための貯金があれば安心です。

初心者には投資信託がオススメ

私から初心者の皆様に最初におすすめするのは「投資信託」の積立です。投資信託とは「投資家から集めたお金を専門家が運用して増やして行く仕組み」のことを言います。

もちろん専門家が運用する投資信託と言っても全ての専門家が必ずお金を増やしてくれるとは限りません。たくさんある投資信託から優れた運用成績になりそうなものを選べと言われても初心者の方は困ってしまうかも知れません。

そこで初心者が最初に選ぶのであればファンドマネージャーと呼ばれる専門家が運用するものではなく、東証株価指数のような日本の株式市場全体の動きと連動するもの、あるいはS&P500指数のように他国の株式市場全体の動きに連動するインデックス運用タイプの投資信託がオススメです。

このような指数に連動する投資信託は機械的に運用できるため、運用のための専門家は不要です。運用報酬として専門家に支払う報酬分が不要なので指数に連動する投資信託は運用コストが低い分だけ手元に残る金額は増えることになります。

インデックスファンドと言われても、どこの国のどんな市場に投資するのがいいのか迷ってしまうという初心者の方が多いと思います。そのような方には専門家が世界中の様々な市場に分散して投資しているバランスタイプの投資信託からスタートするのがいいでしょう。

「つみたてNISA」を利用する

投資信託を積立てるなら、来年1月からスタートするお得な積立非課税制度、「つみたてNISAを利用するのがオススメです。「つみたてNISA」とは年間最大40万円の投資信託への積立について、2037年まで(最長20年間)発生する利益にかかる税金をゼロにしてくれるという制度です。詳しくは下記の記事を参考に準備してしていきましょう。

20代から30代の方が始める資産運用としてはなかなか良くできているこの「つみたてNISA」。この非課税制度を使わないのはもったいないです。この記事では投資経験のない20代、30代の方が「つみたてNISA」を簡単に理解して賢く利用できるようにまとめてみました。

月額5000円以上の積立ができて、ある程度の安定した所得があるという方には最強の節税効果を発揮するiDeCoをオススメします。iDeCoのメリットは毎月の積立金額の全額が所得控除の対象となることです。

年間で最低でも2004円の手数料が徴収されること、最低でも毎月5000円以上の積立をしなければならないこと、60歳になるまで換金できないことなどのデメリットもあるのですが、例えば年収500万円(課税所得300万円前後)の人が毎月2万3000円ずつiDeCoで積立をした場合、毎年4万円以上の節税効果があります。

つみたてNISAとiDeCoの違いや組み合わせ方については下記の記事をご参照下さい。

この記事では「iDeCo」と「つみたてNISA」のメリットやデメリットについて説明し、これらを組み合わせて利用することで計画的に老後資金を積み立てていくための具体的な方法について解説しています。

これは余談になるかも知れませんが、積立投資を利用するなら大手のネット証券を利用することをオススメします。大手のネット証券であれば、積立できる投資信託の種類も豊富ですし、取引コストも低く、長期の積立には最適です。

少額の積立投資を成功させるには

少額の積立投資は「時間を味方につける」ことで成功の可能性が極めて高くなります。少なくとも10年以上、できれば30年は積立を続けるつもりで無理のない金額からスタートすることが成功のコツです。

30年という長い年月の間にあなたの収入も変化していくはずです。理想的なシナリオは毎年収入が増えるに従って、少しずつ毎月の積立金額を増やして行くことです。1000円からスタートして毎年1000円ずつ増やして行くくらいのペースでいいと思います。

ただ、ここでもう一つのコツですが、積立を増やす時には必ず投資対象も同時に増やして行きましょう。日経平均株価に連動する投資信託を1000円ずつ積み立てているなら、次は日本以外の先進国の株式市場や新興国の株式市場に連動する投資信託にも新たに毎月1000円の積立をスタートするという感じです。

世界中の株式市場に分散投資するバランスタイプの投資信託を選んでいるのであれば、同じバランスタイプの別の投資信託を追加してみるのもいいと思います。

なるべく値動きの異なるものに分散投資することであなたの積立投資はさらに安定したパフォーマンスを発揮することになるでしょう。具体的な投資信託の選び方や利用すべき証券会社については以下の記事にまとめてありますので、是非ご覧下さい。

これから投資を始める人におすすめなのが積立投資です。まずは毎月1000円から気軽に積立投資をスタートしていくための基本的な考え方、選ぶべき証券会社をご紹介し、積立投資に適した具体的な金融商品の選び方やその理由について解説していきます。

ロボアドを利用する方法も

毎月の積立額として1万円以上の積立が可能であれば、投資対象の選択から組み合わせ、資金配分や運用状況に合わせたポートフォリオの微調整までを全てコンピュータが自動で行ってくれる「ロボアド」を利用することもできます。

ロボアドは様々な会社がサービスを提供しており、サービスの内容も微妙に異なるのですが、多くの会社が1万円から利用可能で、利用料は預かり資産の0.3%~1%くらい(年率)となっています。投資はしたいけど時間がないという方にとっては全自動で自分のリスク許容度に合わせた資産運用を効率的に行ってくれるロボアドはとても便利なサービスです。

そもそもロボアドは富裕層向けの人的運用サービスである「ラップ口座」の仕組みをシステム化したものですが、ラップ口座の最低利用可能が300万円程度、手数料が年間2%~3%であることを考えるとロボアドはとてもリーズナブルだと言えるかも知れません。

ロボアドにご興味のある方は以下の記事をご参照下さい。

ロボット・アドバイザーによる運用額は右肩上がりに増えてきており、2020年には1兆円~5兆円規模になるとも言われています。そして2017年10月25日にスタートしたマネックス証券の新しいロボアドであるマネックスアドバイザーはこの新市場の起爆剤となるかも知れません。