ウェルスナビのメリットとデメリットを分析してわかったロボアドNo.1の理由【ロボットアドバイザー1位】

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ロボットの画像

数あるロボアドのサービスの中で、「ウェルスナビ」は預かり資産、利用者数においてNo.1のトップブランドであることは間違いありません(2018年7月9日時点における利用申込件数は12万口座、預かり資産900億円を突破し、利用者と預かり資産の両部門で業界No.1)。

今回は業界No.1のロボアド「ウェルスナビ」のサービスの特徴や、「ウェルスナビ」のメリット・デメリットについて解説していきます。

この記事は2018年7月29日の最新情報に基づいて加筆・修正を行っております。

ロボアドは投資の全てをやってくれる

日銀によるマイナス金利政策の影響で、リスクをとらない運用ではリターンが生まれない時代になりました。一昔前までは、資産運用と言えば「運用するほどお金がない」「なんだか面倒くさそう」「結局は損するのでは」というような理由でなかなか一歩を踏み出せない人が多かったのですが、ロボットアドバイザー(ロボアド)の登場によって誰でも少額からハイレベルな運用ができるようになりました。

資産運用を始める時に、最初に考えなければいけないことは、「どんなものにどれくらい投資するか」です。例えば、株と言っても日本の株もあれば米国の株もありますし、株以外にも債券や不動産、金、などといった様々な資産が投資の対象となります。これらの資産にどれくらいの比率で投資すれば、10年先、20年先に向けて最も小さなリスクで適切なリターンを狙えるのかを判断するのは熟練した投資家にとっても簡単なことではありません。

投資対象となる資産と比率が決っても、今度は具体的にどの金融商品に投資するのかを決めないといけません。何千、何万という世界中の金融商品から最適なものを選び出し、それを発注するだけではなく、毎月少しずつ積立てていきながら資産の配分を調整していくというのは、投資の経験がない人にとっては気が遠くなるような作業なのかも知れません。

ロボットアドバイザーのトップブランドであるウェルスナビは、このような資産運用で必要とされていた人間による判断や作業を全て自動で行ってくれます。

フロー図

ウェルスナビのルーツはラップ口座

ウェルスナビの提供するロボアドと同じようなサービスとして、以前からラップ口座というサービスがありました。今でも証券会社は懸命になってラップ口座の顧客獲得のための営業を続けています。

ラップ口座は証券会社の営業マンが顧客から運用方針についてヒアリングを行い、顧客のリスク許容度や資産運用の目的などを把握した上で、いくつかの投資信託を組み合わせたポートフォリオを作成して運用してくれる富裕層向けのサービスです。運用は全て証券会社が行い、投資信託の売買にかかる手数料を徴収しない代わりに運用資産に対して総額2%~3%前後の手数料を徴収します。

ラップ口座のシェアでは25%をもつ大和証券の場合、ダイワファンドラップ口座の最低利用金額は300万円からですが、ウェルスナビはラップ口座で提供されているサービスと同等以上のものを、ラップ口座の半分以下の1%の手数料で10万円から利用することができます(2018年2月1日より最低利用金額が30万円から10万円に引下げられました)。

ウェルスナビの運用手法は機関投資家が行っている長期的な国際分散投資と同じレベルで構築されています。50カ国、11000社以上の株や債券、不動産などに国際分散投資を行うウェルスナビは、1990 年にノーベル賞を受賞した「ポートフォリオ理論」で有名なハリー・マーコビッツ氏の考えや、彼とともにノーベル賞を受賞したウィリアム・シャープ氏 の資本資産価格モデルをベースに運用手法を構築しています。

ウェルスナビは、これまで証券会社が富裕層向けに提供していたラップ口座の運用サービスを自動化することにより、これから資産形成をしてく20代、30代や仕事が忙しくて投資の勉強をする時間のない40代、50代が手軽に利用できるサービスへと進化させました。

ウェルスナビの始め方

ウェルスナビの利用はとっても簡単です。パソコンやスマホからウェルスナビのホームページにアクセスする、あるいは専用のスマホアプリを利用して、最初に「年齢」、「年収」、「金融資産額」、「投資目的」、「毎月の積立額」、「急落時の対応」という6つの質問に対する答えを事前に用意されている選択肢から選ぶだけでOKです。

ウェルスナビはあなたが選んだ回答から、あなたの投資に対するリスク許容度を判定し、それに合わせた資産配分による具体的な金融商品の組み合わせを提案してくれます。

提案内容を提示する際には過去や将来における運用結果のシミュレーションが同時に提示されます。提案内容に不満があれば、リスク許容度や目標金額などの条件を変更して提案内容を自分の好みに変更することができます(これらの変更は運用が開始された後でも好きなタイミングで自由に行うことができます)。

◆10万円からスタートして毎月1万円ずつ積立てた場合のシミュレーション(リスク強度4/5)

30年シミュレーショングラフ

こうしてあなたのポートフォリオが決まればメールアドレスを入力し、ウェルスナビから送られてきた認証コードが記載されたメールを受取り、本人確認書類の登録、銀行口座等の入力で申請は完了です。後はウェルスナビから簡易書留で送られてくるスタートアップガイドに従って、指定された口座に運用資金を振り込めば運用スタートとなります。

口座開設フロー図

透明性の高いシンプルで合理的な運用

ウェルスナビは透明性の高さが信頼を構築しているという点で、他のロボアドと一線を画しています。ウェルスナビはブラックボックスになりがちなロボアドの運用エンジンを、誰もが納得できるシンプルな運用原則に落とし込んだ上で、その詳細を自らのホームページで公開しています。

ウェルスナビは「ある市場に投資する際の最も効率的な方法は、市場の全銘柄に時価総額の割合で投資することである。」という考え方をベースに、パッシブ(時価総額加重)型インデックスに連動する、米国ETFのみを投資対象としているのが最大の特徴です。現時点でウェルスナビが運用対象としているのは以下の米国ETFです。

採用銘柄一覧

上記の米国ETFを見てもあまりピンとこないという方もいらっしゃると思いますが、Vanguard(バンガード社)のVTIは、日本で大人気の「楽天・全米株式インデックス・ファンド」の運用先としても利用されている超人気ETFです。

また、BlackRock(ブラックロック社)の「iShares シリーズ」は全世界のETF市場の7割を占めている米国ETF市場のトップブランドです。

ウェルスナビでは時価総額の大きさ、売買高に見られる流動性、将来的な償還リスク、コストなどを基準に厳選した、上記のETFを組み合わせることで世界50カ国の様々な資産クラスに国際分散投資を行うことができます。

顧客のリスク許容度に合わせて必要最低限のETFを組み合わせ、リスクとリターンの最適化を実現する手法は非常にシンプルかつ合理的なやり方だと言えます。

3つの節税機能を持つ進化したロボアド

保有するポートフォリオのバランスを常に最適の状態にしておくため、ウェルスナビでは値上がりしたETFを売って値下がりしたETFを買い足すというリバランスと呼ばれる作業を自動で行います。

このリバランスという作業は多くのロボアドに実装されている機能ですが、ウェルスナビではその時発生する税金のことまで考慮した3つのリバランス機能を実装しています。

その中で最も代表的な機能がDeTAX(デタックス:自動税金最適化)と呼ばれるウェルスナビだけの独自機能です。

保有するETFから配当金が出た場合や、含み益が大きいETFを決済した時の利益にかかった税金をそのままにしておくと、税金によって運用額が減少したことになり、投資効率が低下してしまうリスクがあります。

このような場合、ウェルスナビでは、ポートフォリオの中に含み損を抱えているETFがあれば、そのETFを決済して損金を実現化することで、税金の圧縮を試みる機能があります。もちろんこの機能は含み損を抱えるETFが無ければ機能しませんので、必ず税金をゼロにしてくれるというものではありません。

そこでウェルスナビでは追加投資や毎月の積立投資の際に、現在保有しているポートフォリオが最適ポートフォ リオに近づくように、購入する銘柄や数量を決める「買い付け時におけるリバランス」と、ポートフォリオの一部を解約する際に現在保有しているポートフォリオが最適ポートフォ リオに近づくように、売却する銘柄や数量を決める「一部解約時におけるリバランス」という2つのリバランス機能を実装しています。

ウェルスナビでは単純に売買を行うだけのリバランスで投資効率を低下させることを避け、DeTAXによる税金の圧縮や買い付け時、一部解約時にリバランスを実行する機能を実装することで、リターンの最大化を狙っています。

自動積立で積立日を選べるロボアド

一般的に毎月の自動積立による積立投資において、銀行口座から積立額が引き落とされるタイミングは給与支給日の直後を指定するロボアドが多いのですが、「ウェルスナビ」では毎月6日、12日、20日、26日、末日の5つの候補日から引き落とし日を選択することができます。

また、引き落とし日から実際にロボアドの取引口座に入金されるまでには一週間前後のタイムラグがあるのが普通ですが、「ウェルスナビ」では引き落とし日から3営業日後には入金が口座に反映されます。

さらに毎月の積立金額とは別にボーナス月の積立額を自由に増やすことができるため、利用者の給与支給日やボーナス月などに合わせた自由な積立投資が可能です。

ウェルスナビのデメリット

「ウェルスナビ」はラップ口座で提供されている富裕層向けの高度なサービスをシステムによる自動化でマス層に向けたサービスへと進化させてきました。

サービス開始当初は100万円からの利用でしたが、それが30万円に引き下げられて、現在は10万円からの利用が可能です。

しかしながら「お金のデザイン」が提供するロボアドであるTHEO(テオ)では1万円程度から利用できることを考えると更なる引き下げが期待されるところです。

投資のプロである「機関投資家」が利用している最新の運用ノウハウを1万円から利用できるTHEO(テオ)が、2018年5月から国内のロボアドとしては初めてAIを搭載しました。この記事では進化がとまらないTHEO(テオ)の最新情報やTHEO(テオ)のメリット・デメリットについて解説しています。

また、「ウェルスナビ」は米国のETFに投資するため日本との時差の関係により、リアルタイムな売り買いをしたいという方には向きません。「NYダウが上昇しているから今すぐリアルタイムで売りたい」、「新興国の株価が安くなっているので今すぐリアルタイムに買いたい」というニーズには対応できません。

また、ドルベースの運用になるため為替のリスクを負うことになりますので、ドルベースでは運用益がプラスでも円ベースでは運用益がマイナスになるというようなこともありえます。

ただし、長期の資産運用においては日本円だけではなく米国ドルなどの外貨にも分散して投資しておくのが理想的ですので、既に外貨預金のような外貨建ての金融商品を利用している方を除けば「ウェルスナビ」を利用することで運用における通貨の分散も実現します。

自分でポートフォリオを組んで運用できる人にとっては年間1%という手数料が気になる方もいらっしゃるかと思います。

しかしながら、「ウェルスナビ」の1%の手数料には米国ETFを買い付けるための売買手数料、日本円をドルに両替する為替手数料、ポートフォリオのリバランス時の売買手数料などが全て含まれています。

このようなコストを考慮すると1000万円程度の運用であれば「ウェルスナビ」と同じ運用を手間隙かけて自分で行うよりも、「ウェルスナビ」に全てを任せてしまった方が割安な運用が可能です。

ちなみに「ウェルスナビ」では運用資産の評価損益とは別に、株式の配当金に該当する「分配金」を受け取ることができます。ポートフォリオの中身によって利回りは異なりますが、概ね2%前後の実績となっており、「ウェルスナビ」の手数料(1%)よりも高い水準となっています。

ウェルスナビのメリット

「ウェルスナビ」は忙しい人やこれまで投資の経験がない人が、投資のために時間を割くことなく高度な資産運用を自動的に行うための優れたサービスだと言えます。

口座を開設して運用がスタートしてしまえば積立も銀行から自動で引き落とされますし、面倒なリバランスやポートフォリオの見直しなども「ウェルスナビ」が全てやってくれます。ただし、「ウェルスナビ」は長期運用を前提としていますので、日々の運用結果に一喜一憂するタイプの人には向いていません。

節税を考慮したリバランス機能や為替の両替手数料を無料にするといった投資家の目線で考えられたサービスは他のロボアドの一歩先をいっています。

独立系の企業であるためカスタマーファーストを貫きやすい環境であることや、積極的な情報開示の姿勢、運用の透明性という点も評価すべきポイントの一つです。

手数料という点でも、ウェルスナビでは資産運用を継続した期間と運用金額に応じて手数料が割引になる「長期割」というサービスを提供しており、長期積立投資にはありがたいサービスとなっています。

ただし、「長期割」はウェルスナビに直接口座を開設した顧客に限定したサービスであり、SBI、ANA、ソニー銀行、イオン銀行、横浜銀行などを経由して口座を開設した場合は適用されませんので注意が必要です。

また、ウェルスナビはスマホアプリの使い勝手が優れており、スマホでの利用を前提とする人にとっては有力な選択肢だと言えます。ウェルスナビのスマホアプリについては以下の記事でまとめてありますので、是非ご覧下さい。

ロボアドNo.1の実績を誇るウェルスナビのサービスをパソコンを利用せずにスマホアプリだけで簡単かつ手軽に国際分散投資をスタートする手順と注意すべきポイントについて実際のアプリ画面をお見せしながら解説していきます。

まとめ

数あるロボアドのサービスの中でウェルスナビは最も洗練された顧客目線に立ったサービスを提供しており、そのサービスは日々進化してきています。

2018年2月1日より、これまで30万円からしか利用できなかった「ウェルスナビ」での運用が10万円から利用できるようになりました。近い将来ロボアドを利用したいとお考えであれば、ウェルスナビは最良の選択肢の一つであると言えるでしょう。

ご参考:米国ETFの配当金について

当ブログにおけるウェルスナビに関するの記事として、「ウェルスナビをスマホ専用アプリで始めるための手順と注意するポイントを徹底解説」において2017年11月28日に10万円でウェルスナビでの運用を開始していますので、ご参考までに2018年1月6日時点での運用状況を追記しておきます。

◆2017年11月29日の朝のポートフォリオ

ポートフォリオ

運用初日ですので全ての資産クラスにおいて損益はゼロとなっていますが、総資産額が10万円ではなく9万9822円になっているのは為替差損益の影響です。

◆2018年1月6日朝のポートフォリオ

ポートフォリオ

不動産(IYR)を除けば全ての資産クラスで含み益が発生している状況ですが、まだ2ヶ月も経過していませんので運用益については無視して下さい。今回の追記の目的は「現金」の部分に注目して頂きたかったからです。

私は記事の中でのテスト運用として11月28日に10万円でウェルスナビを開始したのですが、後日参考にするため積立設定や追加入金などを行うことなく、完全に放置しています。ところが「現金」は運用開始時の1657円から2012円に増えていることがお分かりになると思うのですが、その理由は「分配金」の受取りにあります。

この期間の入出金を記載しますと、2017年12月8日に8円、12月27日に38円、12月28日に392円、12月29日に1円の分配金を受取り、2018年1月4日にウェルスナビの利用料として84円が徴収されています。

このようにウェルスナビでは各資産クラスの値動きによる損益以外にも2%前後の分配金の受取りが発生することを覚えておきましょう。

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